携帯機器上OS業界、構造の変革専門家らによる予測発表に反して、Gateway/AOLが先週発表した、携帯機器にへのLinux
の採用は、非マイクロソフト環境への展開にあまり影響が
ないように思われる。しかし、これには認識すべき大きな変化があるであろう。
この発表は、GatewayとAOLが長期にわたりマイクロソフトと競合していることを考えれ ば、決して驚くべきことではない。しかしながら、PC後の世 界において、オペレーティング システムは多くのベンダーにより開発され、決して特別 なものとして扱われなくなるであろう。 これには様々な理由がある。マイクロソフトは携帯機器には不適切なオペレーティング システムを提供しており、この分野においての参入に苦戦している。また、同社はOEM供 給に対して傲慢な姿勢を崩さず、多額なライセンス費用を要求している。すでに安定した プラットフォームが携帯機器には存在しており、マイクロソフトの参入の可能性は低いと も言われている。 この業界動向の変化の理由として、マイクロソフトよりも、むしろ携帯機器そのものの特 徴が考えられる。様々なサイズ、形、構成が存在するこの分野では、単一プラットフォー ムは適さないのである。 その結果として機器ベンダーは、必要に応じてそのプラットフォームを選択することが可 能になる。Linuxはオープン環境かつ経済的といった優位性がある一方、QNXのようなリア ル タイム オペレーティング システムは安定し、PalmやEPOCは広く知られている。従来 とは違い、携帯機器に対するオペレーティング システムの選択は、技術戦略としてだけ ではなく、マーケティング戦略としても重要なのである。 この状況は複合的な要素を含んでいる。Symbian EPOCコンソーシアムの会員である Nokia は、Palmを将来の機器として選択したが、同社はEPOCの各機能も利用するであろう。同じ く、Palmを展開している 3Comは、Palm OSの一部を利用するが、QNXを次世代の家庭用機 器として採用している。 これらの非マイクロソフト化現象は、DOJ(米国法務省)による仲介なしで発生し ており、これはJoel Klein氏やDOJ以外の人々には驚くべきことではない。ハイテク業界 において、マイクロソフトの独占は自然に淘汰されるであろう。 マイクロソフトがPCベンダーにMS Officeのバンドルを強いる間、DOJはもたつき、 さら にブラウザ戦争が始まった。この初期の状況は、オフィスアプリケーションの競合を破壊 し、消費者に対する価格を上げる結果に終わった。DOJがしっかりと見極めれば、消費者 に高い税金を払わせずにすんだであろうし、ハイテク会社にとっての悲劇を生み出さな かったであろう。 これらすべてを考慮しても、マイクロソフトは、たとえ独占ではないにしろ、依然として 携帯分野において中心となりうる人材や技術を抱えている。例えば、ウェブアクセス可能 な携帯電話開発などがそれを示している。Pocket PCはとても高価であいまいなため、勝 者にはならないが、マイクロソフトはマルチメディアやオンライン書籍のような高い優位 性のある分野をプラットフォームに組み込んでいる。 マイクロソフトは携帯機器市場ではすでに失敗しており、Linux派のGatewayやAOLも最有 力候補ではない。しかしながら、携帯機器の発展はコンピュータの世界を変革することを 確実に予測している。 最新トップニュース
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