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Palm 対 Pocket PC―続編先週、私は、Palm と Pocket PC の今後を占う3つのコメントを発表した。そのうちの2つが Pocket PC の成功を示唆するもので、残りの1つは Palm の底力を再認識するものであった。 今週はもう少し掘り下げた形で、両陣営の比較を行ってみたいと思う。
Palm の陳腐なプラットフォーム Palm と Handspring が直面する最大の問題は、彼らが採用している Palm OS、Palm プラットフォームが時代遅れになってきているということだ。要するに、Palm は Pocket PC と比較すると、ワイヤレスやマルチメディアの点で劣っているということである。 最近の戦略分析調査でも、PDA の成長がワイヤレス インターネットの成長に依存するという点が指摘されているが、私もこの意見に賛成である。事実、Compaq の Pocket PC は、米国よりもワイヤレス産業が成熟した欧州で人気がある。欧州における iPAQ の高い人気は、今後の米国ハンドヘルド市場を占う重要な指針となるだろう。 一方で、機器の拡張性についての問題もある。一般企業や Pocket PC は、Compact Flash や PC Card を採用しているが、Palm は SecureDisk と MultiMediaDisk カードをサポート、Handspring は独自規格の Springboard 技術を採用している。 Compact Flash や PC Card はワイヤレス サポートにも積極的だ。一方、マルチメディアに関するサポートについても Palm 陣営は遅れていると言えよう。 Pocket PC の苦労 一方、Pocket PC も難問を抱えている。最大の問題は、Micorosoft が Java を冷遇していることである。 これは、デスクトップやサーバー市場では問題ないだろうが、Windows CE 市場では大きな打撃となるだろう。Java はモバイル分野ではすでに浸透しており、Pocket PC を含む Windows CE 陣営の影が薄くなっている。一方、Symbian、Palm、Motorola、Ericsson、Nokia などは Java を積極的にサポートしている。 Microsoft とその陣営は、同社の .NET 戦略が Java を駆逐すると語っているが、これは独占的な考え方だ。.NET 構想は、技術的には間違っていないと思うが、実際にベンダーがどの技術を採用するかということになると話は別だ。すでに多くのベンダーが Java を採用している状況で、果たして Micorosoft の .NET 構想がどこまで浸透するかは疑問である。もちろん企業のシステム部門で、サーバーやデスクトップ用のアプリケーションを開発する場合には .NET が成功する可能性もあるが、汎用性とは趣旨が異なるような気がする。 Pocket PC の価格 その他、価格設定に関する問題もある。Pocket PC は Palm よりも性能は良いが、性能の良さがダイレクトに価格に反映している。高解像度ディスプレイや大容量 RAM は確かに性能的には良いかもしれないが、結果的に Palm との価格差をより広げることになっている。 Microsoft 陣営は、Palm 陣営との価格競争について真剣に考える必要がある。ワイヤレスやマルチメディアにおいては、確実に優位を保っているが、高価格がネックとなっているのも事実だ。いっそのこと、『Pocket PC Lite』などの廉価版を販売して、Palm 陣営 との価格競争に参入するのも良いかもしれない。 関連記事 最新トップニュース
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