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2001年9月7日 00:00

インターネット家電、成功への青写真

著者David Haskin オリジナル版を読む海外海外発
インターネット家電はこれまで、業界の最大の失敗といわれてきた。その原因は、プラットフォームの多様性と 3Com などの撤退にあったようだ。

アナリストや金融界は、インターネット家電を「見過ごせない機器」と評していたものの、それが現実になったという話は聞いたことがない。

成功の可能性はあるのか
しかし、インターネット家電はアイディア自体は悪くないので、成功する可能性も十分ある。家の中で頻繁に使うには、デスクトップ PC では都合が悪い。つまり、デスクトップ PC に同じ条件を備えていれば、インターネット家電が、デスクトップ PC に勝つ可能性だって十分にありうるのである。

ここでは、インターネット家電の成長を妨げている要因を考えてみる。

  • 価格
    ベンダーは価格を500〜600ドルに設定するか、マーケティング パートナーと提携して価格を下げるよう努力してきた。しかし、500〜600ドルでは高すぎで、パートナー提携ではターゲットとするユーザーを獲得することができなかった。
  • サイズと場所
    台所での利用が期待されていたものの、PC に形が似ているため、どこにおいても不釣合いであった。
  • ブロードバンド常時接続の浸透に遅れ
    高速で常時接続が必須であるにもかかわらず、ブロードバンドの浸透が遅れている。
インターネット家電を再考
いつでもどこでも、どんなデバイスからでもインターネットにアクセスできる、「ユビキタス」ネットワーク時代になれば、インターネット家電は定番になるだろう。しかし定番と成るためには、インターネット家電は安く、目立たないものでなければならず、高速および常時接続環境も必要となってくる。

ベンダーには発想の転換が求められている。例えば、冷蔵庫のドアにはめ込むことのできる機器を作って、そこから家族内でメッセージの交換、映画の時間確認、レシピの取得ができるようになったら、どんなに魅力的だろう。

注意点をあげるとしたら、価格は低く押さえることであろう。ディスプレイの質を下げるのも一つの手で、たまにしか利用しないのであれば、消費者もこうした劣化は気にならない。

価格が下がり、接続環境も徐々に整ってくるのがハイテク業界の常だ。ただその時が来るまでに、ベンダー側でもしっかりと焦点を当てて準備しておく必要がある。そうすれば、インターネット家電が成功する可能性も高まってくるのである。


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