QUALCOMM、デュアル構造の携帯電話用新プロセッサを発表移動体通信技術大手の QUALCOMM (NASDAQ:QCOM) は22日、MP3再生、ストリーミングビデオ、映像通信などの処理能力の向上を実現する、次世代携帯電話向け新プロセッサ製品を発表した。来年にもサンプル出荷を迎える見込みだ。
QUALCOMM が新たに発表したのは『MSM7000』シリーズで、デュアルコア構造のプロセッサ製品。同ファミリのデュアル構造は役割が分かれており、1つめはマルチモードの通信機能とリアルタイム性の高い機能を受け持ち、もう1つは緊密に連携した汎用のアプリケーションコアとなっている。 通信面では、『CDMA2000 1X/1xEV-DO』や『WCDMA』(UMTS) をはじめとする、現行の 3G 通信方式に対応するほか、『GPRS』『GSM』『IS-95』といった従来方式とも完全な互換性がある。また『CDMA2000 Revision D』『High-Speed Downlink Packet Access』(HSDPA)『802.11』統合型 GPS といった通信関連規格にも対応している。 一方汎用アプリケーションコアでは、画像処理能力が向上するほか、同社のアプリケーション環境『BREW』はもちろん、サードパーティ製のソフトウェアプラットフォームの運用もできる。アプリケーションプロセッサコアのアーキテクチャは、『ARM 11』が基になっており、動作クロックの範囲は 300MHz から 1GHz になるという。QVGA (320X240) や VGA (640X480) といった高解像度表示にも対応し、移動体通信機器用の外部表示装置インターフェース『MDDI』を介して、プロジェクタなどを繋ぎ携帯電話で操作するプレゼンテーション用途も見込めるという。 また QUALCOMM は、新たな通信サービスとして、トランシーバー型の通信機能『QChat』の導入について、米国以外の CDMA 事業者との間で交渉を続けており、現在までに2社の事業者と覚書を取り交わしたことも明らかにした。2社の名前は公表していない。同サービスは事業者観点でみると、VoIP を用いるデータ通信サービスで、QUALCOMM は今年後半にも、QChat の商用運用試験に着手するとの見通しを示している。 関連記事 最新トップニュース
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