携帯電話最大手 Nokia (NYSE:NOK) は昨年10月、モバイルサービス構想『Visual Radio』を発表したが、その際サービスプラットフォームを強化する有力パートナーについては明らかにしていなかった。
Visual Radio の内容については、デモサイトを開設。インタラクティブな画像やテキストと同期した FM ラジオ放送を、ユーザーが携帯電話で受信する様子などを紹介しているが、実際のサービスは本格始動していない。
だが、Nokia はこのほど Hewlett-Packard (HP) と、この Visual Radio 用のバックエンドサービス提携を結び、携帯電話用の新しい Web サービスを構築するとともに、売上を両社間で分配する枠組みを構築することになった。この売上分配枠組みは、複数の業界に影響を及ぼすと思われる。両社は以前から提携関係にあり、今回の契約はその拡大延長にあたる。
両社が13日発表した概要によると、移動体通信業者や FM ラジオ局に対するサービスの販売を HP が担当。サービスは、まず Nokia の本拠地フィンランド、およびイギリスと日本で開始し、徐々に世界各地へと広げる計画だという。
HP (NYSE:HPQ) は、販売に加えて、インストールとコンサルティング、およびインテグレーションサポートのサービスも提供する。さらに、同社独自のプラットフォームを使って Visual Radio サービスのホスティングおよび管理サービスも行なうという。一方の Nokia は、Visual Radio 技術の提供および開発継続のためにより多くのリソースを提供すると明言している。
Nokia は、昨年10月『Nokia Mobile Internet Conference』(NMIC) で発表したメディアデバイス『Nokia 7700』を、今年第2四半期中にリリースする計画だ。この端末は、同社の『N-Gage』ゲーム機に似たデザインだが、『Series 90』タッチトーンスクリーン上で6万5000色を表示でき、カメラ付き携帯電話の機能や HTML/XHTML ブラウジング機能も備えている。