![]() ![]() ![]() ![]() マシン間通信、今後4年で市場を拡大この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20040511/12.html
著者:Susan Kuchinskas
海外internet.com発の記事
マシン間の自動通信は、今後4年間で好況市場へと成長する ―― そんな予測を調査会社の Wireless Data Research Group (WDRG) が明らかにした。RFID (無線方式の非接触自動識別) 関連の売上増が、IT 支出全体を大幅に伸ばすためだという。
WDRG が10日に発表した市場調査報告によると、センサー、PDA、REID タグなどの M2M (マシンツーマシン) 通信関連の世界市場は、2008年には310億ドル規模に成長するという。『Wireless Machine-to-Machine Communications: Disparity of M2M Activity in Key Verticals Challenges Vendors to Deliver Solutions』(マシン間の無線通信:主要垂直市場における M2M 利用の格差がベンダーにソリューションの導入を促す) と題した同報告書は、ここ1年間で M2M の利用が急増しており、小売大手 Wal-Mart (NYSE:WMT) と米国防総省が RFID 導入を納入業者に要求したことで、とりわけ物流およびサプライチェーン管理分野でその傾向が目立つと述べている。 M2M、パーベイシブ コンピューティング、モノのインターネットなど、さまざまな名で呼ばれるマシン間通信は、機械どうしの間で、人間の介入なしに行なわれる自動通信を指す。その利用の広がりを「接続性における産業革命」と呼ぶ WDRG の筆頭アナリスト、Ian McPherson 氏は、原動力としていくつかの要因を挙げた。すなわち、デバイスへのインテリジェンス機能搭載や、通信ポート、および無線ネットワークの新たな特色などだ。 中でも M2M の流行を牽引している最大の要因は、企業に新しいタイプのインテリジェンス機能を提供できるという、RFID 技術が秘めた大いなる可能性だと McPherson 氏は言う。タグとセンサーを組み合わせた同技術では、傷みやすい商品や高価な商品の追跡が可能だ。たとえば、アイスクリームのパッケージにタグをつければ、商品の識別ができるようになる。このタグが倉庫、輸送トラック、および店舗の冷凍ショーケースに設置されたセンサーと通信できれば、アイスクリームが輸送や貯蔵過程において適切な温度で保管されているかどうかが確認できる。適切な温度を外れている場合は警告が発せられ、それに応じて技術者が冷凍設備の温度を調節するか、自動による温度調節がなされる。 McPherson 氏の予測では、4年後に約310億ドル規模となる市場のほぼ半分を、ネットワークサービスと専門サービスが占めるようになるという。こうした傾向の変化は、その頃までに関連機器が広く設置済みとなっているためだ。RFID タグやリモートセンサーは、一度導入してしまえば20年は継続して使用でき、接続にかかるコストは1か月あたり5ドルないし7ドルという比較的安価なものだと、McPherson 氏は指摘する。「ティーンエージャの携帯電話代に比べれば何でもない額だが、集まれば非常に膨大になる」と McPherson 氏は述べた。 |