Sony の撤退で、『Palm OS』を供給する PalmSource (NASDAQ:PSRC) の大手ライセンス先は、米国およびヨーロッパでは palmOne (NASDAQ:PLMO) のみという事になってしまった。ちなみに両社とも、旧 Palm がソフトウェア部門とハードウェア部門に分社して独立した会社だ。palmOne は上出の IDC の調査によると、シェア減少が続いているものの、トップシェアをまだ堅持している。palmOne としては、Sony 製品のユーザーで、Palm OS プラットフォームにこだわる層については取り込めるだろうが、Microsoft の『Windows Mobile』陣営各社、すなわち市場シェアで palmOne に迫っている Hewlett-Packard や、Sony とほぼ同水準だった Dell、そして上位を伺う東芝などにとっては、Palm OS にこだわりを持たない浮動層の取り込みにより、PDA 市場で優位に立つ絶好の機会といえる。
プラットフォーム競争でも大きな影響が出る可能性がある。Gartner の調べによると、2004年第1四半期のプラットフォーム別シェアは、Palm OS が40.7%、Windows CE が40.2%という具合に、ほぼ肩を並べるまで Windows 陣営が追い上げ、Palm OS 陣営は後退が続いている。