![]() ![]() ![]() ![]() Sony、米国とヨーロッパの PDA 市場から撤退へこの記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20040602/12.html
著者:James Miller
海外internet.com発の記事
Sony は1日、米国とヨーロッパの PDA 市場から撤退すると発表した。ただし日本では、同社の PDA 製品『Clie』の販売を継続するようだ。
Sony の PDA 製品シェアは、日本ではおよそ50%を占めているが、他地域での総シェアは最近になって著しく減少している。米国とヨーロッパの PDA 市場から手を引くが、製品保証とソフトウェアのアップデートは引き続き行なうと Sony は述べている。 PDA 市場は全体的に縮小傾向にある上、Sony の市場シェアも減少しており、今回の決定がこうした状況を考慮した結果なのは間違いない。IDC が4月に発表した2004年第1四半期の PDA 製品調査報告では、Sony のシェアは9.3%と1桁台に大きく落ち込んでいた。Gartner による同種の調査報告ではさらに低く、8.4%となっていた。 Sony の撤退で、『Palm OS』を供給する PalmSource (NASDAQ:PSRC) の大手ライセンス先は、米国およびヨーロッパでは palmOne (NASDAQ:PLMO) のみという事になってしまった。ちなみに両社とも、旧 Palm がソフトウェア部門とハードウェア部門に分社して独立した会社だ。palmOne は上出の IDC の調査によると、シェア減少が続いているものの、トップシェアをまだ堅持している。palmOne としては、Sony 製品のユーザーで、Palm OS プラットフォームにこだわる層については取り込めるだろうが、Microsoft の『Windows Mobile』陣営各社、すなわち市場シェアで palmOne に迫っている Hewlett-Packard や、Sony とほぼ同水準だった Dell、そして上位を伺う東芝などにとっては、Palm OS にこだわりを持たない浮動層の取り込みにより、PDA 市場で優位に立つ絶好の機会といえる。 プラットフォーム競争でも大きな影響が出る可能性がある。Gartner の調べによると、2004年第1四半期のプラットフォーム別シェアは、Palm OS が40.7%、Windows CE が40.2%という具合に、ほぼ肩を並べるまで Windows 陣営が追い上げ、Palm OS 陣営は後退が続いている。 |