| 携帯・ワイヤレス | 2004年7月5日 00:00 |
|
『802.11n』対『UWB』、家電用ネットワークでは 802.11n の勝ち? 著者: Erin Joyce オリジナル版を読む ▼2004年7月5日 00:00 付の記事 ■海外internet.com発の記事 家庭用エンターテインメント機器のワイヤレスネットワークの世界に入り込む無線技術としては、おそらく『UWB』(超広帯域無線) 技術が、最初に浸透する。超高速のデータ伝送速度を実現するからだ。ただそのままで終わりというわけではなく、『Wi-Fi』の次世代無線 LAN 規格『802.11n』が、メディアを機器間で伝送するのに適した手段として、家庭用デジタルネットワークの世界で主流となっていく。 これは、ハイテク市場調査会社 ABI Research の予測だ。同社が発表した調査報告によると、家庭用エンターテインメント機器のネットワーク技術として、これから5年ほどの間、UWB と 802.11n が抜きつ抜かれつの競争を繰り広げるという。 同社のアナリスト Phil Solis 氏は、調査報告書『Wi-Fi 家庭用エンターテインメント機器ネットワーク』の中で、家庭で用いるエンターテインメント機器用のワイヤレスネットワーク技術として、3つの候補を挙げている。1つは電力線ネットワークで、もう1つが UWB。そして残る1つが Wi-Fi、すなわち 802.11 系列の無線 LAN 技術だ。この中で、家庭用エンターテインメント機器ネットワークの覇権を巡って、本格的に争うことになるのは Wi-Fi と UWB だと、同氏は分析する。 UWB の仕様では、理論上480Mbps の速度まで実現可能となっているが、UWB チップセットの第1世代が市場に出回るのは、2006年ないしは2007年頃で、しかも第1世代の UWB チップセットを用いる製品は、データ伝送のオーバーヘッドを計算に入れなくても、せいぜい100Mbps から200Mbps の速度しか達成できないと Solis 氏は述べる。 一方 Wi-Fi は、『802.11b/a/g』という規格の製品が既に市場に出ており、後継規格の 802.11n にとっては有利な材料だ。しかしそれでも UWB は、Bluetooth 同様きわめて短い距離の通信に非常に適しており、家庭用途の道はあると Solis 氏は述べた。UWB は最終的に、802.11n より高速な機器間のデータ伝送速度を実現する。しかし一方で、拡張性の問題を考えると、802.11n に軍配が上がると Solis 氏は指摘する。802.11n なら、既に構築した 802.11n ネットワークを、容易に拡張できるという。 Solis 氏は、UWB 製品の登場時期からさして時間を置かずに、802.11n 製品が登場すると述べており、さらに速度面でも 802.11n の実質的なスループットが、伝送のオーバーヘッドを考慮して、おそらく100Mbps となることを考えれば、UWB にとっては利点が薄れる可能性がある。高品質ビデオ (HD ビデオ) のストリームを複数処理するだけなら、100Mbps のスループットで十分だ。「UWB は結局、Wi-Fi より速くて、Wi-Fi よりチップセット価格が安いだけのもので終わる。UWB が Wi-Fi と家庭用エンターテインメント機器ネットワークで競合するとすれば、デジタルカメラやビデオカメラから、パソコンにデータを送るといった、非リアルタイムの用途がポイントになる。こうした用途は、伝送距離の短さも問題にならない」と Solis 氏は述べている。 |
| トップページ | 画面トップ |
|