携帯・ワイヤレス2004年9月7日 00:00
文字サイズ文字サイズ小文字サイズ中文字サイズ大

Oracle、『E-Business Suite』新版を RFID 対応に

この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20040907/12.html
著者:Jim Wagner
海外internet.com発の記事
Oracle (NASDAQ:ORCL) は、アプリケーションスイート『E-Business Suite』の大幅アップグレード版を2か月以内にリリースする準備を進めている。この新版『E-Business Suite 11i.10』では、「金融サービス」「製造/ヘルスケア」各業界が持つ固有のニーズに対応できる機能を多く提供するという。

これは Oracle が6日、ロンドンで開催中のイベント『Oracle Open World』で発表したものだ。今回のアップグレードは、2003年7月にリリースした『E-Business Suite 11i.9』以来の大規模なものとなる。同社は 11i.9 のリリース以降、次期版 11i.10 スイートに入れるアプリケーションを強化 ── たとえば先月にはサプライチェーン管理 (SCM) 製品の新版『Oracle SCM 11i.10』を90日以内にリリース予定と発表 ── するとともに、多数のセキュリティホールを修正してきた。

機能面から見た E-Business Suite 11i.10 の最大の強化点は、倉庫管理アプリケーション『Warehouse Management』で RFID (無線方式の非接触自動識別) 技術をサポートすることだ。RFID はサプライチェーン管理を大きく向上させる無線タグ技術で、小売大手の Wal-Mart が、納入業者に義務づけて以来、大いに注目を集めている。Wal-Mart は納入業者に対し、上位100社については2005年初頭までに、その他については2006年までに RFID を搬送用パレットに取りつけるよう求めており、すでに複数の流通センターで同技術を使った無線在庫管理システムの実地試験中だ。

Oracle が Warehouse Management アプリケーションを RFID 対応にした狙いは、在庫管理の改善およびサプライチェーンの透明性向上にある。これらは、ソフトウェア会社がもっと注力すべきだとアナリストが指摘している RFID 管理プロセスのひとつだ。調査会社 Forrester Research が今年8月に発表した調査は、RFID ミドルウェアがさらに発展する必要があり、従来より充実した機能を備えねばならないと結論づけた。同調査は、Oracle に加え、競合する IBMMicrosoftSAPSun Microsystems および webMethods に言及している。

なお、Oracle は、数週間以内にリリース予定の『Oracle Application Server 10』も RFID 対応にし、購入時の状態そのままで、全ての RFID 読み取り機に対応する統合および機器管理機能を持たせる構えだ。


Copyright 2008 Jupitermedia Corporation All Rights Reserved.http://www.internet.com/