GSM ネットワーク用の移動体データ通信方式 EDGE に対応した PC カードを手がける Sierra Wireless は8日、Intel (NASDAQ:INTC) と提携して、統合ワイヤレス接続ソリューションを共同開発すると発表した。Sierra によると、2005年初めにもソリューションの提供を開始し、「Wi-Fi ネットワーク、あるいは移動体通信ネットワークを問わず、単一のソフトウェア インターフェースおよび単一ののアカウントで、接続と管理が可能になる」という。一方の Intel も、Wi-Fi ホットスポットと移動体データ通信ネットワーク利用のシームレス化に期待を寄せている。
発表によると Sierra と Intel は、「無線 LAN (WLAN) および無線 WAN (WWAN) の統合ソリューションを開発/促進し、より快適なワイヤレス体験をユーザーに提供するために、複数の取り組みで共同作業を進める」という。
Intel の『Centrino』チップセットは、モバイルコンピュータに、Wi-Fi ホットスポットの接続性をもたらす。また、Sierra の PC カードモデムは、Wi-Fi より一般的な移動体通信ネットワークを利用した、インターネットへの接続を実現する。
Intel の Mobile Platform Group マーケティング担当副社長兼ディレクタ Mooly Eden 氏は、「Intel の Centrino モバイル テクノロジと、Sierra の『AirCard』を組み合わせれば、今までに比べてより効率的なワイヤレス接続環境を、モバイルワーカーにもたらす」と述べた。
通信事業者にとっては、両社のテクノロジを利用すれば、1顧客に対して1アカウントで、「自社の Wi-Fi ホットスポットと移動体通信ネットワークの双方を使って、顧客にワイヤレスデータ通信環境を提供できる」のがメリットだと Sierra は説明する。