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2005年3月17日 00:00

RIM が特許侵害訴訟で和解、『BlackBerry』の米国販売差し止めを回避

著者Michael Singerオリジナル版を読む海外海外発
Research in Motion (NASDAQ:RIMM) は16日、懸案の特許侵害訴訟について、モバイル機器製造を手がける原告の NTP (株式非公開) と和解することで合意に達したと発表した。Research in Motion (RIM) は NTP に4億5000万ドルを支払うこととになった。RIM はこの和解により、人気ハンドヘルド端末『BlackBerry』の米国販売差し止めという事態を回避できた。

RIM の発表によれば、同社は現在と将来にわたり、特許侵害に関する問題全てについて、NTP と和解に合意したという。RIM は2003年に5300万ドルの損害賠償支払い命令とともに、米国における Blackberry の販売差し止め命令を受けた。なお、この販売差し止め命令は、RIM の控訴を理由に保留扱いとなっていた。

和解に達したことで、RIM は NTP の保有する特定の特許、すなわち「RIM 製品と接続/データのやりとり/組み合わせが可能な、サービスもしくはインフラ」に関する特許を、サブライセンスできるようになった。また、両社の和解契約は、過去から将来にわたり、あらゆる RIM の製品、サービス、技術を対象に含めるとともに、移動体通信事業者や販売業者、サプライヤ、提携する独立系ソフトウェア開発企業など、RIM の顧客や取引先も全て対象として含む。

RIM が支払うこととなった4億5000万ドルという金額は、これまで発生した訴訟費用1億5200万ドルから別の訴訟関連費用1500万ドルを除いた1億3700万ドルを含む。同社は預託済みの訴訟費用を除いた3億1300万ドルの大半を、第4会計四半期 (2005年2月26日締め) の決算で損失計上するという。

この問題は、NTP が2001年に RIM を訴えたことに端を発した。NTP は、RIM のワイヤレス Eメールサービスが、NTP の保有する特許のうち、「無線通信を介してモバイル情報処理機器と通信する Eメールシステム」に関する特許8件を侵害したと訴えていた。

RIM は先ごろ第3会計四半期決算 (2004年11月27日締め) 発表の際、BlackBerry の利用者が200万人を突破し、販売台数と売上がともに過去最高を記録したと述べている。BlackBerry に搭載するサードパーティ製品が増えることから、ユーザー数はさらに伸びる可能性がある。RIM は14日、『AOL Instant Messenger』や『ICQ』、そして『Yahoo! Messenger』をあらかじめインストールした製品を出荷すると発表した。さらに同日、『Windows Mobile』対応のモバイル機器メーカー HTC との提携も発表した。こちらは HTC のモバイル機器に、BlackBerry の機能性を提供する『BlackBerry Connect』を搭載するという内容だ。

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