Wi-Fi 接続にまつわるセキュリティの懸念と対策の現状Wi-Fi サービス利用者の14%が昨年、隣人のネットワークにアクセスした経験を持つことが、Jupiter Research の調査で判明した。
隣人のワイヤレス接続を「ちょっと借りて」も問題はなさそうに思える。だが、そのワイヤレス接続を違法もしくは不届きな行為に悪用するとなると、事態は厄介なことになってくる。 今月、フロリダ州で男が駐車中の車からある家の Wi-Fi ネットワークに侵入し、不正なアクセスを行なった容疑で起訴された。当局は男がインターネット接続を利用して何を行なっていたのかについては、詳細を明らかにしていない。 しかし、企業向け無線通信セキュリティソフトウェア会社 Roving Planet のマーケティング担当責任者 Tom Ohlsson 氏によると、海賊版ファイルの交換、児童ポルノのダウンロード、株価の操作、インターネット フォーラムでの中傷あるいは差別発言など、さまざまな不正行為が行なわれ得るという。 「誰でも自分の IP アドレスを使ってこれらの行為に手を染めたいとは思わない。ちょっと近所まで行って、他人の IP アドレスを拝借すればいい話だ。デジタル世界に指紋など残りはしない」と Ohlsson 氏は話す。 少なくとも、不正行為を行なった本人の痕跡は残らない。しかし、不法行為はあたかも正規ユーザーの家庭のコンピュータから行なわれたかのように、インターネット サービス プロバイダ (ISP) のログファイルに記録されるのだ。 Jupiter が先ごろ消費者を対象に行なった調査では、Wi-Fi サービス利用者の30%が、違法行為のためにワイヤレス接続を誰かに利用されるのではないかと懸念しているという。利用者の大半は何らかのセキュリティ機能を使用しており、特に暗号化技術の『WEP』を有効にしている人は63%にのぼった。ところが、Jupiter のアナリスト Ina Sebastian 氏は、これらの数字は少し誇張されたものと考えている。 「セキュリティ機能は使用すべきという考えがあるために、利用者が過大に報告している可能性がある」と、Sebastian 氏は言う。調査によると、ワイヤレス ネットワーク利用者の22%と Wi-Fi ネットワークに接続して1年に満たない利用者の29%は、セキュリティ対策の導入手順に困難を覚えているという。また、初心者のほとんどがケーブルもしくは DSL 接続のプロバイダから Wi-Fi サービスを得ている。「そのほうが簡単だし、技術サポートもある。Wi-Fi 技術はハイテクに詳しい人だけのものから、誰もが利用するものへと変わりつつある」と、Sebastian 氏は述べた。 関連記事 最新トップニュース |
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