携帯・ワイヤレス2005年10月6日 13:00
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EarthLink、フィラデルフィア市の無線ネットワークを構築へ

この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20051006/12.html
著者:Eric Griffith
海外internet.com発の記事
フィラデルフィア市は4日、米国最大規模の無線ブロードバンドネットワーク計画『Wireless Philadelphia』を発表した。同市営ネットワークの構築、および構築後の維持管理は、EarthLink が主担当として行なう。

主担当の座をめぐっては、12社が名乗りを上げていたが、最終的に EarthLink と Hewlett-Packard (HP) の2社が残り、Earthlink に軍配が上がった。

同ネットワークは、Tropos Networks の機器を用いて構築するもので、カバー面積は約350平方キロメートルに及ぶ。ホットスポットからインターネットへのバックホール接続には、Motorola の『Canopy』プラットフォームを利用する。

『Philadelphia Daily News』紙が、フィラデルフィア市の CIO (最高情報責任者)、Dianah Neff 氏の談話として報じたところによると、EarthLink は同ネットワークに関して、市が設立した非営利団体 Wireless Philadelphia と売上を分け合うという。EarthLink はこれを、ネットワーク構築にかかる初期費用 (1000万ドルないし1500万ドルにのぼる見込み) の負担に充てる。一方、Wireless Philadelphia は売上をデジタル格差の解消プロジェクトに充て、低所得の世帯に月額10ドルから20ドルという安価なインターネット接続を提供していく。

フィラデルフィア市は、最初の1年で8万5000世帯がサービスに加入すると見込んでいるが、この数字には懐疑的な向きもある。同市では、全世帯の推定42%から55%がまったくインターネットに接続しておらず、ダイヤルアップ接続のみという世帯も17万4000世帯にのぼるためだ。また同市では現在、Verizon Wireless が月額14.95ドルの開始料金でブロードバンド接続サービスを提供しており、市の無線ネットワークはこれと競わねばならない。

EarthLink との契約締結が完了するには、Tropos の機器3000基を市の街灯に敷設することについて、市議会の承認を得なければならず、締結完了は2か月後になる予定だ。

EarthLink は先週、自治体運営による無線通信サービスの業界会議、『Muniwireless Conference』の第1回会議に出席し、社内に地方自治体向けワイヤレス部門を設立する意向を明らかにした。会議を企画した同業界ニュースサイト『MuniWireless.com』の Esme Vos 氏はこれについて、「全米の自治体に市営 Wi-Fi サービスを提供することに、同社が真剣に取り組んでいる証し」と評価している。


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