DARPA Grand Challenge 開催の目的は、自律走行するオフロード車の開発を促進することだ。国防総省は、2015年までにこうした無人走行車を実用化したいと考えている。
Stanley 号は、Volkswagen の SUV にスキッドプレートと強化したフロントバンパーを装着した改造車だ。Volkswagen of America の Electronic Research Lab が、Stanley 号のためにドライブバイワイヤ (機械的な連結なしに、自動車の走行を電子的に制御する) システムを開発した。
Stanley 号は、GPS、レーザー測距装置 (LRF) 4台、レーダーシステム、単眼撮像機、ステレオカメラを装備し、車上でのすべての情報処理は、Intel 製プロセッサ『Pentium M』搭載のコンピュータ7台を使って行なった。
8日にスタートした今年の DARPA Grand Challenge では、23台の無人車がでこぼこの砂漠のコースに挑んだが、機器やセンサー類の故障で完走したのはわずか5台だった。昨年の第1回レースでは、完走した車はなかった。
スタンフォード大学の Stanley 号と、カーネギーメロン大学の Sandstorm 号に続いて完走したのは、同じくカーネギーメロン大学のチームによる『H1ghlander』号 (AM General の『Hummer H1』を改造) と、Gray Insurance Company のチームによる『KAT-5』号 (Ford の『Escape Hybrid』を改造) の2台だ。残る1台は、Oshkosh Truck チームの16トントラック『TerraMax』号だが、規定の10時間以内での完走はならなかった。