調査会社 Gartner のアナリスト Todd Kort 氏は同製品について、「Z22 は極めて戦略的な製品だ。同製品を展開する目的は、Palm 製品の世界に新規ユーザーを取り込むことにある。Palm はこれらのユーザーが、1、2年後にはフル機能の上位機種にアップグレードすることを期待している」と語った。
Palm の国際マーケティング担当上級副社長 Ken Wirt 氏は、声明で次のように述べている。「Z22 は初心者や学生に最適だ。書きなぐってボロボロになったページや付箋紙でいっぱいのシステム手帳を捨て、コンパクトな1台の PDA に必要な情報をすべて入れることができる」
また Palm は、Wi-Fi や Bluetooth などのワイヤレス技術や、320x480ピクセルの高解像度カラー画面を備え、電池切れの場合でもデータを保持するフラッシュメモリを搭載した Palm TX も発売した。
同製品は、ソフトウェア『DataViz Documents To Go』をインストール済みで、Microsoft の『Word』や『Excel』と互換性のあるファイルを作成でき、同じく Microsoft の『PowerPoint』ファイルについても、閲覧や編集が可能だ。TX は、Palm のハイエンドシリーズ『Tungsten』の後継機となる。
TX の価格は299ドルで、主にビジネスユーザーを狙った製品だ。上述したビジネス文書対応のほか、Wi-Fi インターフェースによる接続性を内蔵し、Eメールや Web アクセスが可能だ。Wi-Fi ネットワークは、利用可能なものを検出できる。
Z22 と TX が搭載している OS は、PalmSource の『Palm OS』だ。PalmSource は、元々 Pallm と同じ会社だったが、ハードウェア事業とソフトウェア事業を分離した際に独立した。そして今年9月には、日本のモバイル技術会社 ACCESS が PalmSource の買収を発表している。この買収発表の際には、Palm の社長兼 CEO (最高経営責任者) Ed Colligan 氏も歓迎のコメントを寄せ、今後の協力関係に変わりがないと述べていた。
しかし、今回発売した PDA の OS は、最新版のバージョン6系列『Palm OS Cobalt』ではなく、バージョン5系列の『Palm OS Garnet』だ。