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2005年12月16日 13:00

Visto、モバイルデータ接続技術の特許侵害で Microsoft を提訴

モバイル ソフトウェア ソリューション会社 Visto は15日、同社の特許3件を Microsoft のモバイル OS『Windows Mobile 5.0』が侵害しているとして、損害賠償と侵害行為の禁止命令を求めて訴訟を起こしたと発表した。

Visto は前日の14日、Research in Motion (RIM) と係争中の NTP から、特許ライセンスを受ける契約を結んだと発表したばかりだ。NTP はこのライセンス契約について、RIM のソリューションに代わる有望な選択肢として、NTP による訴訟を心配する必要のないモバイルメールソリューションを、あらゆるユーザーにもたらすものと述べた。

話を戻すと、Visto は訴状の中で、自社の特許を Microsoft が侵害したと述べている。Visto は侵害を受けた特許として、「ネットワーク内で、作業スペース要素の複数コピーを安全に同期するためのシステムと方法」(米国特許番号:6,085,192)、「コンピュータネットワーク内の統合した情報に、安全かつ広域的に接続するためのシステムと方法」(米国特許番号:6,708,221)、「作業スペースのデータを管理するツールを使って、ネットワークデータに対する接続/操作/同期を行なうシステムと方法」(米国特許番号:6,151,606)、以上3件を挙げた。

Visto よると、これらの特許技術は10年ほど前に開発したという。同社はこうした技術に基づき、通信プラットフォーム『Visio Mobile』を提供しており、顧客として Sprint-NextelVodafoneCingular Wireless など大手移動体通信業者を擁している。

Visto は、Microsoft が人気の高いメッセージ処理サーバー『Microsoft Exchange』に、Windows Mobile 5.0 をバンドルすると決めたことで、自社の特許に対する侵害の頻度や行為が増える可能性があると指摘した。

Visto の会長、CEO、社長を兼務する Brian A. Bogosian 氏は声明の中で、次のように Microsoft を非難している。「Microsoft は、モバイル環境から Eメールやデータにアクセスするシステム分野へ進出するため、すでに明文化していた当社の特許技術を不正流用しようと安易に決めた」

Microsoft の広報にもコメントを求めたが、回答は得られなかった。

なお、Visto が NTP と結んだ特許ライセンス契約についてだが、同契約発表では NTP が特許ライセンスを Visto に与えるという取り決めのほか、NTP が Visto に資本参加したことも明らかにしていた。

NTP の共同創設者 Donald E. Stout 氏は、Visto との特許ライセンス契約発表の中で、「今回の特許ライセンス契約は、NTP を創設した Thomas Campana 氏がモバイル通信業界において、発明家および洞察力のある人物として取り組んできたライフワークに対し、今まで以上の正当性と優位性を与えるものだ」と述べている。

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