新興の無線 LAN (WLAN) 半導体会社 SyChip は、ラスべガスで開催された家電見本市『Consumer Electronics Show (CES)』(1月5-8日) で、ワイヤレス VoIP モジュール『SyVoice VWLAN7100』(PDF ファイル) を発表した。SyVoice VWLAN7100 は、VoIP プロセッサと「802.11g」規格 WLAN モデムを1つのチップにまとめたモジュールだ。同社は『Windows Mobile』など、複数のモバイル OS 用ドライバも提供する。
Microsoft のプロジェクトマネージャ Joe Levy 氏は、次のようにコメントしている。「ワイヤレス VoIP は市場で急成長中の新興分野であるとともに、Windows Mobile OS にとって非常に重要な応用分野だ。VoIP 市場を活性化する Windows Mobile 用の技術を、SyChip のような会社が開発していることを喜ばしく思う」
SyChip が VWLAN7100 を最初に発表したのは、昨年の5月だった。現在 VWLAN7100 は、Linux と Windows Mobile に対応している。他の OS 用ドライバも、近々提供を始める予定だ。SyChip のマーケティング ディレクタ Frank Ferro 氏は、取材に対して次のように語っている。「現在、Linux 版のフル製造中で、Windows Mobile 版も間もなく製造態勢が整う。また『Nucleus』用ドライバもベータテスト段階に入っており、第1四半期中に『REX』への移植にも取り組む予定だ」
現在のところ WLAN (Wi-Fi) に対応した携帯電話は多くないため、SyChip の製品担当責任者たちにとって、どの OS にいつ移植すべきか、はっきりしていなかったという。
「最初のころ、意見が2つに分かれた。およそ50%が Windows Mobile に移植すべきという意見、残りの50%が他の組み込み型 OS に移植すべきという意見だ。しかし、われわれは意見が集約されると思っている。おそらく Windows Mobile の方が比率が小さくなるだろう。とは言うものの、VoIP の配備方法を模索している企業にとって、Windows Mobile は手始めに使うのに適した OS だ。中でもスマートフォン プラットフォームでは、Windows Mobile はすでに多様な機能を備えている。そこに VoIP 機能も加わればもっと良いのではないか」