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WiMAX 設備市場、2010年までに32億ドル規模に成長する可能性調査会社 In-Stat は18日、固定ワイヤレス技術『WiMAX』の市場調査および今後5年間の市場動向予測について、報告書を発表した。それによると、独自技術を推進する企業を駆逐し、WiMAX 設備市場は2010年までに32億ドル規模に成長する可能性があるという。ただし、WiMAX が固定ワイヤレス市場における優位性を確保するには、克服すべき障害もあるとしている。
2005年の WiMAX 設備市場は、同技術の推進と認定を行なう非営利団体 WiMAX Forum による認定作業が完了していない中、市場規模が4200万ドルに留まっていた。しかしその状況も変わる。WiMAX Forum は19日、『IEEE 802.16-2004』規格に基づく最初の WiMAX 認定通過製品を発表した。In-Stat のアナリスト Norm Bogen 氏は報告書の中で、認定製品の存在と、加入者設備の低価格化の相乗効果により、2010年までに32億ドル規模という成長が可能になると指摘した。 Bogen 氏によると、WiMAX は認定制度によって、これまで独自技術の固定ワイヤレス製品を提供してきた企業から、市場シェアを奪い取るだろうという。つまり、WiMAX 認定製品の登場は、独自仕様製品の終焉と、固定ワイヤレス ISP 各社による認定製品への移行を意味するという見方だ。 とはいえ、In-Stat が自ら「挑戦的な数字」とする市場成長予測の前には、それを引っくり返しかねない未確定の要素が2つ横たわっている。同社は昨年12月、「WiMAX にまつわる多大な誇大喧伝」について、警鐘を鳴らしている。 同社は、WiMAX 市場が予測通り2010年までに32億ドル規模に成長するための条件として、加入者設備の価格が、現状の約500ドルから2010年には100ドル以下に下落することを挙げている。Bogen 氏はこうした価格下落はいずれ実現すると考えているが、それも両すくみの状況がどう動くか次第という。つまり、加入者設備の価格が下落するには、量産効果による WiMAX プロセッサの価格下落が条件になるが、生産量を増やすには、機器の値段が下がって出荷量を見込めることが必要、という状況だ。 もう1つの問題、そして恐らくより深刻な難題は、世界中で使用周波数を統一し、配備地域に依存せず、すべての WiMAX 機器が動作できるようにすることだ。米国、ヨーロッパ、およびアジアの各地域でこうした統一を図り、WiMAX 設備を単一の周波数帯で利用できない限り、In-Stat の予測に到達するために必要なスケールメリットが生まれない。 In-Stat は、「最大の難題は、量産効果を生み出し得るに足る、世界規模の周波数帯統一を実現することだろう」と指摘している。
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