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姿を現わした『Origami』、果たして成功に繋がるか?Microsoft (NASDAQ:MSFT) は9日、ドイツのハノーバーで開幕した見本市『CeBit 2006』(3月9日-15日) において、謎に包まれていた『Origami Project』の詳細を明らかにした。
ネット上で話題を呼び、多くの人の興味を惹いた Origami の正体は、タブレットスタイルの超小型フォームファクタ プラットフォーム『Ultra-Mobile PC』(UMPC) だった。Microsoft は携帯電話のように遍在化した Windows コンピュータを作ろうとしており、UMPC はその目標に向けた第一歩となるものだ。 Microsoft は UMPC 製品のハードウェア仕様について、OEM パートナー毎に設計は異なるとした上で、参考仕様を示した。同社によると、UMPC 製品は7インチのタッチスクリーンと30GB または60GB のハードディスクを搭載し、重さは900グラム未満で、バッテリー駆動時間は2時間半といった仕様になるという。使用する CPU は、Intel の 『Celeron M』または『Pentium M』、あるいは VIA Technologies 製プロセッサだ。また価格だが、こちらも OEM パートナー次第としつつも、599ドルないし999ドルになるとの見方を示した。 UMPC プラットフォームの開発は、Microsoft と Intel (NASDAQ:INTC) が行なった。同プラットフォームを用いた製品の出荷時期について、Microsoft は複数の OEM パートナーが第2四半期に UMPC 製品を発売すると述べた。その中の1社 Samsung Electronics は、最初の UMPC 製品を『Q1 Ultra Mobile PC』というブランドで4月に発売する。 次にソフトウェア面だが、UMPC 製品の第1世代は、OS に『Windows XP Tablet PC Edition 2005』を使用するが、いずれ次期クライアント OS の『Windows Vista』で動作するようになるという。また、手持ち操作スタイルに最適化したソフトウェア キーボード入力や、手書き入力に対応するため、『Microsoft Touch Pack for Windows XP』を標準装備する。 UMPC の機能面はさておき、アナリストたちは UMPC に関する Microsoft の喧伝ぶりの方に注目している。同社が大掛かりなキャンペーンを張るのは、今に始まった事ではないが、必ずしも全て成功した訳ではない。 調査会社 Gartner のアナリスト Leslie Fiering 氏は、Microsoft の UMPC キャンペーンについて、「その道は死屍累々の場所」と語っている。同氏は『SPOT』構想や『Tablet PC』を例に挙げ、Microsoft は新型のモバイルプラットフォームについて、はかばかしくない記録を残していると述べた。 UMPC のコンセプトは、画像/音楽/データ/アプリケーションを、小型のモバイル機器に詰め込んで持ち運ぶというものだ。Fiering 氏はこれを、「自分の持ち物をどこへでも」と呼んでいる。同氏はコンセプト自体について妥当としつつも、もっと手応えのあるハードウェアでなければ、却って消費者の反発を招くとの考えを示した。 同氏の考えは、コンセプトが妥当なのはともかく、成功するかどうかは Microsoft の喧伝ぶりと、消費者の期待とのバランス次第というものだ。調査会社 JupiterResearch のアナリスト Joe Wilcox 氏によると、消費者の期待は Microsoft が意図したよりも高まっているという。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
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