2006年3月24日、Symbian の CEO である Nigel Clifford 氏が来日し、シンビアン社において来日記者説明会を行い、Symbian の2005年の業績の総括、および戦略について説明した。
Clifford 氏は3Gスマートフォン市場における Symbian OS の戦略を3つのフェーズに区切って説明した。フェーズ1は「証明」、フェーズ2は「浸透」、そして現在は第3の「増加」フェーズにあるという。
Symbian OS 搭載携帯電話の出荷台数は5,880万台に及んでおり、世界の携帯電話市場の85%を占める13社がライセンシーとなっている。また2005年に販売された3G携帯電話の35%が Symbian OS 搭載モデルとなっている。「浸透」フェーズは十分に完了したといえるだろう。
Symbian の現在の戦略である「増加」フェーズでは、マスマーケットに大きく注目しているようだ。
2005年にはマスマーケット向け製品である「Symbian OS v9」を発表、シングルコアのリファレンスデザインを開発し、らくらくホン、Nokia 3250といった初の中級機種への搭載が実現するなど、マスマーケットに力を入れており、「Symbian OS は、より多くのさまざまな場所で使える」ことをアピール、増加フェーズの推進力としている。
2月に発表された、7月に始まる新たな価格モデルでは、低コストで出荷台数増加が見込めるセグメントでの Symbian OS の採用を促進するとともに、オープンでフェアな価格設定を維持していく考えだ。