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「物質世界」のあらゆる情報を捉える無線センサーネットワークEメールやインターネット、携帯電話といった技術は、日増しに多くの人を結び付けているが、Arch Rock が結び付けようとしているものの数に比べれば、取るに足らないものだ。
Intel が出資者に名を連ねる新興企業 Arch Rock は、無線センサーを用いた小型コンピュータのネットワーク技術を開発している。ほぼどんなタイプの物体とも通信できる技術だという。 ソリューションやアプリケーションの形で、すでに一部企業顧客で導入が始まっているこの技術を使えば、光や動き、近さ、安全性、バイオメトリクス、化学組成など、あらゆる物理的情報を監視することが可能だ。 Arch Rock によれば、物質世界には潜在的に「何十億もの接触ポイント」があり、そのデータをインターネットに取り込めば、新たな業務および消費者用途に利用できるという。 Arch Rock の社長兼 CEO、Roland Acra 氏は取材に対し「当社のビジョンは、インターネットを拡大し、物質世界で生まれる情報を活用することだ」と述べている。 Arch Rock の技術では、個々の低電力無線機器が、ネットワークのノードのように互いに通信しあうという。 「この技術は、読み取り機と通信状態にあることを条件とする RFID とは違う。各ノードがセンサーであり、同時に次のノードにつながるルータでもあるため、通信の届く範囲はずっと広くなる」と Acra 氏は話す。 「モート」(微片) とも呼ばれるこれらセンサーノードは、各種センサーのほか、プロセッサ、ストレージ、無線通信装置などからなる。バッテリ駆動時間は数か月にも及び、さらに長くすることも不可能ではない。将来的には、電源に太陽エネルギーを利用する可能性もある。 Arch Rock は27日、New Enterprise Associates、Shasta Ventures、Intel Capital が参加した第1回資金調達で500万ドルを得たと発表した。同社はすでに、複数の顧客と小規模な契約を交わしている。 Acra 氏によれば、同社はある輸送関係の企業顧客の依頼で、倉庫から発送される商品の追跡を行なったという。この顧客は、空輸の過程で梱包が解かれていないことを確認する必要があった。 Arch Rock のセンサーは、梱包が解かれたかどうか、中の品物が光を浴びたかどうかを確認することに成功した。別のセンサーを使えば、化学物質による汚染を検知し、その情報をサーバーに送信することも可能だ。 関連テーマ
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