固定電話から VoIP や携帯電話といった他の通信サービスに乗り換える利用者が増加しており、固定電話業界は間もなく苦しい局面を迎えようとしている。
調査会社 eMarketer は最近発表した調査レポートで、米国の VoIP 利用世帯は、2005年の520万世帯から、2006年末までには960万世帯、そして2010年には3260万世帯に達するとの予測を示した。2010年には、ブロードバンド利用世帯の40%近くが、Vonage や AT&T などの VoIP システムを使うことになるという。
調査レポートを執筆した eMarketer の上級アナリスト Ben Macklin 氏は、声明の中で次のように語った。「VoIP 市場では、熾烈な競争が巻き起こりつつある。焦点となるのは、市場規模がおよそ3000億ドルにおよぶ通話/映像放送/データ通信の、いわゆる3点セット (トリプルプレイ) だ」
通信業界団体の米国電気通信工業会 (TIA) も、米国における VoIP 市場の動向を調査しているが、こちらの予測値は、eMarketer の数字と比べてやや控えめなものとなっている。
TIA は2月、今後 VoIP 利用世帯数は年平均増加率43.9%で増え、2009年には1800万世帯に達するとの予測を示した。ただし TIA は、Skype や Microsoft (NASDAQ:MSFT)、あるいは Yahoo! (NASDAQ:YHOO) などが提供しているパソコン間音声通信を、VoIP 通信サービスとして数えていない。