![]() ![]() ![]() ![]() モバイル用64ビット拡張デュアルコアプロセッサ、AMD が出荷開始この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20060518/12.html
著者:David Needle
海外internet.com発の記事
半導体大手の AMD (NYSE:AMD) は、企業向けサーバー用や一般消費者向けデスクトップ用のプロセッサで、これまでにない成長を遂げているが、だからといってモバイル分野に見切りをつけたわけではない。それどころか同社は、モバイル用プロセッサにも意欲満々だ。
AMD は17日、モバイル用デュアルコア プロセッサ製品ファミリ『AMD Turion 64 X2』の出荷開始を発表した。発表によると Turion 64 X2 は、モバイル用プロセッサとして現在唯一、64ビット拡張アーキテクチャを備えたデュアルコア プロセッサ製品ファミリという。同プロセッサ ファミリについては、『TL-50』『TL-52』『TL-56』『TL-60』というモデルの出荷が、すでに始まっている。 同プロセッサを搭載したノートパソコンは、Acer、Fujitsu-Siemens、Gateway、Hewlett-Packard (HP) など複数のパソコンメーカーが、今四半期中に市場投入する見通しだ。 AMD は Turion 64 X2 の出荷により、最大の競合相手 Intel (NASDAQ:INTC) に対し、数か月先行した形になった。Intel はモバイル用途も含むデュアルコア プロセッサとして、すでに『Core Duo』ファミリを出荷している。しかしこれは、32ビット アーキテクチャの製品だ。同社は64ビット拡張アーキテクチャを備えたデスクトップ/モバイル用デュアルコア プロセッサファミリ『Core 2 Duo』を、今夏にもリリースする予定という。 アナリストは AMD の新プロセッサ発売を、モバイル分野における Intel との競争で、2番手の座を維持するために不可欠な一手と見なしているが、ノートパソコン用として64ビット拡張アーキテクチャの重要性を疑問視する声もある。 IT 情報分析会社 Insight64 のアナリスト Nathan Brookwood 氏は取材に対し、「現時点では、64ビット (拡張アーキテクチャ) を本当に必要としている者はいない。そして Intel は、モバイル用デュアルコア プロセッサ市場の参入で、AMD に先んじている」と語った。 Brookwood 氏は、来年 Microsoft の次期クライアント OS『Windows Vista』が一般に出回れば、特に2ギガバイト以上のメモリを必要とする可能性の高いノートパソコンの「パワーユーザー」が、64ビット拡張の能力に何らかの関心を示すだろうとの見方を示した。 モバイル環境における64ビット拡張機能の必要性を、疑問視する声があるとはいえ、64ビット拡張アーキテクチャ対応 OS がすでに存在する現状で、Intel が Core 2 Duo を発売するまでの間、64ビット拡張アーキテクチャおよびデュアルコアの能力をモバイルシステムで利用できるのは、AMD の Turion 64 X2 だけということになる。 IT 調査会社 Endpoint Technologies Associates のアナリスト Roger Kay 氏も取材に対し、Turion 64 X2 の64ビット拡張アーキテクチャという特徴には、デュアルコアや省エネ/省電力性といった特徴ほどの重要性はないとの見方を示した。 市場の要求などを背景に、AMD と Intel はどちらも、プロセッサの省電力化に努めている。 |