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Samsung と MTI Micro、携帯電話向け燃料電池の開発で提携小さな新興技術が、大きな業界の電力供給源になることは可能だろうか?
携帯機器向け燃料電池を開発する MTI MicroFuel Cells (MTI Micro) は、それは可能だと考えている。同社は18日、Samsung Electronics と提携し、Samsung の携帯電話機向け次世代燃料電池の開発で協力すると発表した。契約の金銭的詳細は明らかにしていない。 契約のもと、MTI Micro は同社の超小型燃料電池技術『Mobion』について、携帯電話関連の用途を拡大するべく、同技術の開発/試験/評価を Samsung と共同で行なうという。 MTI Micro の電池技術をさらに小型化することで、現行のリチウムイオン2次電池駆動機器が抱える問題のいくつかを克服するのが、両社の提携の狙いだ。Mobion 燃料電池技術はメタノール燃料と水を使って電力を生み出すもので、携帯電話や小型の個人向け機器での使用を目的にサイズの縮小を推し進めている。 MTI Micro の最高企業戦略責任者 Allan Soucy 氏は取材に対し、Mobion 燃料電池では、ちょうど安全カミソリに新しい刃を付け替えるように、新しいメタノール燃料カートリッジを電池に差し込むだけで充電ができると説明した。 「燃料電池本体は、ずっと機器に搭載して使用できる。メタノール燃料カートリッジを新しいものと交換すれば、燃料電池は電力を供給し続ける」 Samsung と提携したとはいえ、少なくとも今後2年はその成果が製品という形で表われることはなく、製品の大規模な市場投入も、さらにその数年後となる見込みだ。 また、燃料電池と従来のリチウムイオン2次電池の技術を比較して、どちらが高効率か判断するうえで信頼できる測定基準はいまだ確立していない。 Soucy 氏は駆動時間や発電効率に関する比較数値の提供を避けたが、今年第3四半期には詳細な比較結果を発表すると述べた。 メタノール燃料を使った電池については、安全性に疑問を呈する向きもある。「メタンのような可燃性液体を持ち込んだ人がいると分かったら、その飛行機には搭乗しようと思わない」と、コンサルティング会社 Farpoint Group の主任アナリスト Craig Mathias 氏は語った。 しかしリチウムイオン2次電池が無条件に安全という訳でもない。時代と共に安全性は高まっているが、その性質上、電池パック側の緻密な保護メカニズムと、本体側の高精度な充電制御が必須で、わずかでも不備があれば、容易に危険な状態に陥り、発火などの事故に繋がる可能性がある。実際、今まで何度もリチウムイオン2次電池に関係するリコールが発生している。 MTI Micro は2001年からメタノール燃料電池技術の開発に取り組んでいる会社で、早くも2002年には携帯機器用燃料電池の試作品第1号を発表している。 関連記事 最新トップニュース
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