「我々は皆さんの背中を押す立場」〜Forum Nokia Japan Summitノキア・ジャパンは、2006年6月16日、同社の開発者向け支援プログラム「Forum Nokia Japan」のイベント「Forum Nokia Japan Summit」を開催した。
イベントでは、Nokia の端末戦略や、プラットフォームのマーケティング展開、Forum Nokia の活動紹介、中国におけるモバイル市場動向、アジアパシフィックにおけるコンテンツビジネスの現状などが、Nokia における各セクションのスペシャリストから発表され、実際に海外でコンテンツビジネスを展開するジー・モードによる発表も含まれる。 イベントに先駆けて、「ボーダレス化の進む海外モバイル・コンテンツ・ビジネスと Nokia が提供するグローバル・ビジネス・チャンス」をテーマに、記者説明会が行われた。 Nokia Singapore アジアパシフィック ディレクターの Shankar Meenbat 氏は、Nokia の幅広い端末展開や、Forum Nokia および有償サービスの Forum Nokia PRO の活動を説明。 同じく Nokia Singapore のアジアパシフィック ビジネス開発担当マネージャーの Joshua Pak 氏は、アジアパシフィックのアプリケーション市場について説明を行った。同地域においては、マルチプレーヤーのゲームや SIP アプリケーション、Flash などが注目されているという。 Nokia China で Forum Nokia China のシニアマネージャーを務める Kong Wen 氏は、中国におけるモバイルコンテンツ市場について動向を報告した。 中国のモバイルマーケットは3億人で、これに対して中国の人口は13億人となっており、コンテンツ市場のみならず、新規ユーザー獲得のチャンスもある、重要な市場であるとアピールした。 中国においては、SMS が特に成長しており、それ以外のコンテンツも成長しているという。プラットフォームは Java の普及率が大きいとされる。 ノキア・ジャパンの Forum Nokia 日本代表である遠藤元宏氏は、Nokia Forum Japan の活動を紹介。 Forum Nokia Japan には3万5千人のユーザーが登録しており、SDK、ツール、ドキュメント、ディスカッションボード、ニュースなどを提供している。 有償サービスである Forum Nokia PRO Japan は、Forum Nokia のサービスに加えて、テクニカルサポート、試作機や海外向けモデルを含む Nokia 端末の貸し出し、ワークショップなどのイベント開催、トレーニングプログラム、コンテンツ流通チャネルなどを提供する。 遠藤氏は Forum Nokia PRO Japan のプログラムによって、短期間でのコンテンツ開発が可能であるとし、ジー・モードのラリーゲームが海外で10万ダウンロードを達成したことをあげ、国内のコンテンツプロバイダによる Nokia プラットフォーム向け商品の海外進出が、Forum Nokia PRO を通じて成功していることをアピールした。 なお、Forum Nokia PRO Japan は GSM テストラボ「Developer HUB」を設置しており、海外に行かずに、日本国内で GSM 環境でのテストを行えるサービスも提供している。 最後にノキア・ジャパンで S60 のアジアパシフィック・中国でのプロモーションを担当する Benjamin Tan 氏が、S60 3rd Edition を紹介した。 S60 3rd Edition は、新しいメディアプレーヤーを搭載し、プッシュ型メール、新しいブラウザなどを搭載し、セキュリティが強化されているという。 質疑応答においては遠藤氏は、「日本の企業の可能性は高いが、みんなシャイで自分を過小評価している」と述べ、「我々は皆さんの背中を押す立場だ」と、Forum Nokia Japan のスタンスを強調した。 Nokia が日本向けに提供している端末は多くはない。しかし、海外ではトップ企業であり、世界中で膨大な数の Nokia 製携帯電話が活躍している。これらの Nokia 製携帯電話をターゲットに海外進出しようというコンテンツ企業をバックアップするのが Forum Nokia Japan なのだ。
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