調査会社 ABI Research が13日に発表した調査レポートによると、それら製品は、電波到達範囲や伝送速度、および現行の Wi-Fi システムとの相互運用性について、厳しい評価を受けているという。
ABI Research が行なった調査に対する回答には、それら製品について「煮え切らない」もしくは「否定的」なものが多い。このことは、IEEE 802.11n をその草案が承認を受けただけの段階で早々に同規格に基づく製品を販売した、Netgear や LinkSys などにとって大きな痛手となりそうだ。
ABI Research の上級アナリスト Sam Lucero 氏は、声明の中で次のように述べている。「これらの機器は、近距離では高速接続するが、距離が離れるにつれ急速に伝送速度が落ちる。相互運用性も、あるべきほど強力でもなくシームレスでもない」
この調査レポートは、IEEE 802.11n 規格を草案承認の段階でいち早く採用し『MIMO』(Multiple Input, Multiple Output) 技術を組み込んだ機器について、独自にテストしたデータに基づいている。こうしたデータと併せ ABI Research は、Broadcom、Atheros、Intel など、802.11n 対応チップセットを製造しているメーカーからも話を聞いたという。