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2006年8月24日 12:00

携帯音楽プレーヤ特許侵害訴訟で、Apple と Creative が和解

著者David Needleオリジナル版を読む海外海外発
Apple Computer (NASDAQ:AAPL) と Creative Technology (NASDAQ:CREAF) は23日、長期化すると懸念されていた特許侵害訴訟について、和解を結んだと発表した。

パソコンメーカーの Apple と、パソコン用拡張製品および周辺機器メーカーの Creative は、携帯音楽プレーヤ市場で競合関係にある。

Creative は今年5月、Apple の携帯音楽プレーヤ『iPod』が、自社製品『Zen』の特許に触れているとして提訴していた。問題の特許 (米国特許6,928,433号、通称 Zen 特許) は、デジタル音楽機器の操作に関するもので、昨年8月に米国特許商標庁 (USPTO) から取得している。

Apple の CEO (最高経営責任者) Steve Jobs 氏は、声明の中で次のように述べた。「今回の和解は、継続中の訴訟5件を含め、Creative と当社間の争いをすべて解消し、長期の係争に対する不安や混乱を取り除くものだ」

Apple 自身も、iPod に関する多数の特許を申請している。しかし Creative は特許申請において、ほんの数か月差で Apple に先行したと考えられる。Jobs 氏は、Creative が「早い時期の特許を取得したことは、Creative にとって非常に幸運だった」と述べた。

今回の和解により、Apple は Creative に対して1億ドルを支払い、該当特許を Apple の全製品で使用するライセンスを得る。また両社は、急成長中の iPod 用アクセサリ分野で提携したことも明らかにした。Creative は、Apple の iPod 関連製品認定プログラム『Made for iPod』に加わり、年内に Creative 製アクセサリを発表する。

さらに発表によれば、Creative が他社に対して該当特許のライセンス供与に成功した場合、Apple は Creative に対する支払いの一部を回収できるという。

コンサルティング会社 Creative Strategies (Creative Technology とは無関係) の社長兼アナリスト Tim Bajarin 氏は取材に対し、「Creative が現金を獲得することから、今回の和解は結局の所、両社にとってメリットのある内容だ」と評した上で次のように述べた。

「しかし、Creative の携帯音楽プレーヤ事業を助けるものではない。なぜなら、Apple は Creative の特許を自由に使えるライセンスを持った、今まで以上に強力な (携帯音楽プレーヤ市場の) 競合相手になるからだ。一方 iPod 用アクセサリ分野の市場規模は10億ドルもあることから、こちらについては Creative にとって良いチャンスといえる」

ほかに Zen 特許の対象になる可能性がある注目の製品といえば、すでに製品計画の存在が明らかになっている Microsoft (NASDAQ:MSFT) の『Zune』も挙げられる。これは iPod 対抗製品と見なされているもので、Microsoft は年内にリリースする予定だ。

「Zune のユーザーインターフェースが、どのようになものになるのか分からない。しかし Microsoft も、特許ライセンス料を支払わざるを得なくなる可能性はある」と、Bajarin 氏は語った。

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