Mobile

モバイル

モバイル広告市場を取り巻くモバイル業界の概況

中橋義博
 
 
第1回目の今回は、モバイル広告市場を取り巻くモバイル業界の概況についてだが、ここ数年でモバイル業界に大きな影響を及ぼしたと思われる項目として、

・第三世代携帯電話による携帯電話の通信速度向上
・パケット定額制の普及

という2点が挙げられる。これは、PC インターネットにおけるブロードバンドの普及と同様の動きと考えられる。つまり、PC インターネットで起こったブロードバンド化による常時高速接続の影響が、モバイル業界でも起こることが容易に推測できる。

・第3世代携帯電話による携帯電話の通信速度向上とパケット定額制
どのようなことが考えられるかというと、第3世代携帯電話による高速かつパケット定額の時代が本格化することで、モバイルでの携帯サイト閲覧などの、Web 利用に対する敷居が圧倒的に低くなると思われる。振り返ると、PC インターネットの世界では、これがきっかけとなり、さまざまな Web サイトの利用が本格化し、インプレッション数ならびにトラフィックが増加、よって広告媒体の価値も飛躍的に向上したとされている。

・モバイルにおける広告手法
PC インターネット広告のラインナップについては、大きく分類すると、バナー広告、テキスト広告、メール広告、編集タイアップ広告、SEM 広告(リスティング広告)などのラインナップがある。モバイル広告に関してもほぼ同様の広告メニューが存在する。ただし、日本の SEM 広告の比率が PC インターネット広告では非常に急成長しており、比率として20%を超えている状況だが、モバイルにおいては低い状況であり、それ以外の構成はあまり変わらないように思われる。上記より、モバイル広告分野でも SEM 広告が伸びるということが予想できる。

・SEM 広告の定義
SEM 広告の定義をおさらいすると、SEM は Search Engine Marketing の略で、検索結果画面でのマーケティングのことであり、広義の SEM には SEO(検索エンジン最適化)と狭義の SEM(リスティング広告)の2つの手法がある。SEM 広告といえば、ここでは狭義の SEM を指す。


・パケット定額制の導入/ワンセグの開始=モバイルにおける広告手法の多様化
最近注目されているワンセグ放送だが、対応端末自体がまだ完全な普及にいたっていないこともあり、数社が実験的に広告分野に参入しているようだ。広告手法としては、放送されている番組に関連する情報を、TV 枠下の番組情報欄に表示されるイメージで、具体例としては、日本テレビのワンセグ放送のグルメ番組のコンテンツと、リクルート社の Hot Pepper の飲食店データを連携させるものなどがある。放送されるコンテンツと関連情報がユーザー視点に立ったもので有益であれば、新たな広告手法として定着していく可能性が充分ある。
【関連記事】
9月4日、クシの日に美容師向けの携帯電話用 SNS「mobico」がオープン
AQUOS ケータイ「905SH」、販売実績3か月連続「ワンセグ No.1」達成
沖電気、携帯電話で MP3 による60時間音楽再生を実現する LSI を発表
NEC と KDDI、E02SA を使った企業向けモバイルソリューションで提携
ボーダフォンでもモバイル Suica〜2006年12月開始予定

New Topics

Special Ad

“超高速無線 LAN 時代”の幕開け--新規格 11ac(Draft)に対応したバッファロー最新ルーターの潜在能力を試す
“超高速無線 LAN 時代”の幕開け--新規格 11ac(Draft)に対応したバッファロー最新ルーターの潜在能力を試す バッファローは次世代無線 LAN 規格 IEEE802.11ac(Draft)通信速度最大 1,300Mbps 対応無線 LAN ルーター「WZR-1750DHP」を3月下旬に販売開始。今回、同機器を入手できたので、使用感や便利な機能についてレポートしたい。⇒詳細記事へ

Hot Topics

IT Job

Interviews / Specials

Follow japan.internet.com

Popular

Access Ranking

Partner Sites