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「大人のソフトバンク」とは言ったが「安くしない」とは言っていないソフトバンクモバイルは、2006年10月23日、都内のホテルにて新しい料金施策を発表した。発表はソフトバンク社長、孫正義氏が行った。
孫社長は、これまで多くの報道で、MNP が始まっても90%のユーザーがキャリアを変更しないと予測されており、au が躍進、ソフトバンクが苦戦との読みが報じられていると、MNP 施行前日の状況を述べた。 NTT ドコモは、2006年10月12日、秋・冬モデルとして14機種を発表、これから発表される 703i シリーズをあわせると20機種を用意しているという。 しかし孫社長は、これらのモデルのうち12月までに発売されるのは8機種だと述べ、その NTT ドコモと、12機種を発表した KDDI を超える15機種を発表したことで、機種ラインアップの拡充は達成されているとした。 また、Y! ボタンで呼び出せる、ソフトバンク携帯電話向けポータルの「Yahoo! ケータイ」導入などでコンテンツを大幅に強化、基地局も2006年末までに4万6千規模へ向けて拡大中という。 孫社長は、機種ラインアップの拡充、コンテンツの強化、ネットワーク増強で、「かっこいい、使える、つながる、と3つまでクリアした」と述べ、「そしていよいよ、ソフトバンクは形態料金に挑戦する」と、新しい料金施策についての発表に入った。 まず、オレンジ色の「a社」、青い「D社」の割引プランが表示され、両社の価格から200円引き(税別)するという「オレンジプラン・ブループラン」が発表された。これは、各社の年間契約割引を引き継ぐもので、「何年たっても常に200円引き」という。
さらに他社が対抗値下げを行った場合、24時間以内にさらに値下げを発表するという、家電量販店のような戦略まで発表された。
それに次いで発表されたのが「予想外割」。ソフトバンク携帯電話同士であれば、通話料と SMS(ショートメッセージサービス)が月額固定料金で使い放題となる「ゴールドプラン」を中心としたものだ。 この「ゴールドプラン」は、2007年1月15日まではキャンペーン料金となっており、2,880円(総額)の低価格で利用できるばかりではなく、パケット定額サービスなども含めて、2か月間無料で利用できるという。価格設定といい、無料キャンペーンといい、Yahoo!BB の戦略を思い出させる、ソフトバンクらしい内容だ。 これまで、ソフトバンクは、大胆な価格戦略には慎重な姿勢を見せてきたが、これらの発表を受けた記者団の「大人になったのではなかったのか」との質問に孫社長は、「『大人のソフトバンク』とは言ったが、安くしないとは言っていない」と切り返した。 「よく考えてみると、やっぱり大人になりきれなかったソフトバンク、といったところ」と孫社長は続けた。「予想外」は、孫社長にとっては「やっぱり」だったようだ。
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