携帯・ワイヤレス2006年10月26日 18:10
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Wibree は Bluetooth に代わるのではなく補完するもの〜ノキア説明会

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著者:japan.internet.com編集部
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ノキア・ジャパン株式会社は、2006年10月26日、Nokia のテクノロジー戦略に関する記者説明会を開催した。当日の登壇者は、Nokia の上級副社長兼 CTO の Tero Ojanpera 氏、ノキア・リサーチセンター・東京の中川義克所長、Nokia の Corporate Strategy、Technology Out-Licensing 責任者 Harri Terima 氏。

Ojanpera 氏は Nokia のテクノロジー戦略に関する説明を行った。Nokia は携帯端末向けのソフトウェアプラットフォームとして、ローコスト端末向けの「Series 30」、スタンダードな「Series 40」、702NK などで日本でもおなじみの Symbian ベースの「S60」、エンタープライズ向けソリューションなどで採用される「Series 80」、Nokia 770 Internet Tablet に採用の「Maemo」の5つを提供している。

現在、Nokia はオープンソーステクノロジーを積極的に取り入れており、Maemo では、Nokia OS や Symbian OS ではなく、Linux をベースとしているほか、S60 プラットフォームにおいては、KDE コミュニティからのコンポーネントをベースとした S60 ブラウザの開発を進めている。

また、マルチラジオの進化への取り組みもテクノロジー戦略の大きな部分を占める。WCDMA/HSDPA/HSUPA や GPRS/EDGE、EV-DO などのセルラー規格はもちろん、DVB-H などの放送技術、Wi-Fi や WiMAX のようなホットスポット通信、Bluetooth、UWB、RFID などの近接通信と、広範囲にわたる通信技術を網羅していく構えだ。

中川所長は、ノキア・リサーチ・センターの活動について説明した。ノキア・リサーチ・センターは、1986年に設立されており、2006年で設立20周年を迎える。米国ではケンブリッジ、パロ・アルト、ハンガリーのブダペスト、ドイツのボッフム、中国は北京、日本は東京、そして本国フィンランドでは、ヘルシンキ、タンペレ・トイヤラと9箇所にラボを構える。

日本では、小田急電鉄・京急電鉄などとともに公衆無線 LAN に関する実験を行ったり、早稲田大学とともにセンサー技術の共同研究を行うなど、大学・企業との積極的なコラボレーションも行っている。

最後に Terima 氏が Nokia の新無線技術である「Wibree」の説明を行った。Wibree は、Nokia が2006年10月3日に発表した、低消費電力の無線通信技術。

Wibree は、データ転送速度が 1Mbps、通信可能範囲が半径10メートル以内と Bluetooth とさほど変わらない性能だが、腕時計や玩具、スポーツ競技のセンサーなど、Bluetooth より小型で、消費電力に関してシビアな機器に向いているという。

Terima 氏は、Wibree を Bluetooth に代わるものではなく、Bluetooth を補完するものだと述べた。Wibree のチップはスタンドアロンのものだけではなく、Bluetooth と統合したデュアルチップの形でも提供されるという。

導入スケジュールは、2007年春にはプロトタイプのチップを発表、2007年第2四半期には仕様を凍結する予定。2007年中にはチップの供給を開始し、同年中には最初の製品が登場するという。2008年にはさまざまなベンダーから製品が登場する見通しだ。

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