QUALCOMM の企業秘密使用で Broadcom に差し止め仮命令3G チップセットの競合メーカー2社が長らく繰り広げている法廷闘争で、新たな展開があった。QUALCOMM (NASDAQ:QCOM) は30日、カリフォルニア州サンディエゴの米連邦裁判所が Broadcom (NASDAQ:BRCM) に対し、QUALCOMM が保有する WCDMA 関連の企業秘密の使用と流布を差し止める仮命令を下したと発表した。
この仮差し止め命令は、少なくとも最終的な裁定が下る予定の2007年10月までは有効となる。 QUALCOMM の副社長で法律顧問の William Sailer 氏は、声明の中で次のように述べた。「Broadcom が当社の極秘情報を使用することを一切禁じ、また今後そうした情報の入手を試みることを禁じた今回の仮命令に当社は満足している」 QUALCOMM は、Broadcom が自社の WCDMA 製品発表に先駆け、QUALCOMM の WCDMA 製品開発に関連した「数千ページにわたる極秘のビジネス/技術情報を複数年にわたって不正入手していた」事実を突き止めたと主張していたが、今回の仮命令はその主張を受けたものだ。 しかし、Broadcom 側は全く異なる見解を示している。 「QUALCOMM が30日に行なった発表は、いくつかの基本的な点で誤解を招く内容を含んでいる」と、Broadcom の広報担当 Bill Blanning 氏は取材に対して語った。 Broadcom によれば、今回の仮差し止め命令は、QUALCOMM が10月2日の審理でサンディエゴの連邦判事 Rudi Brewster 氏に求めた差し止め内容に比べ、「適用範囲が大幅に限定された」ものだという。また、その審理の中で Broadcom は、訴えの正当性が裁判で話し合われるまで「QUALCOMM の保有する文書の一部」を使用禁止とする仮差し止め命令に従うことを自ら申し出たという。 Broadcom が使用禁止措置に応じた QUALCOMM の文書は、「当初 QUALCOMM が訴えていたもののごく一部」にすぎないと Blanning 氏は述べた。 関連記事 最新トップニュース
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