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Cingular、データ通信方式『HSDPA』対応の PDA 型端末を発表米国の移動体通信大手 Cingular Wireless は6日、3G 対応端末『Cingular 8525』を16日より北米地域で販売すると発表した。同製品は、Microsoft の『Windows Mobile 5.0』を搭載した PDA 端末だ。同社の狙いは、数多く存在するスマートフォンの上を行く製品展開にあるのか、あるいは単に、競合他社に対して巻き返しを図ることにあるのだろうか。
Cingular 8525 の最小構成価格は399.99ドルだ。同端末は、引き出し式キーボードを持ち、メールを多用する場面の利便性を図っているほか、データ通信方式として『HSDPA』に対応しており、3G ネットワークにおいて非常に高い通信速度を実現している。また Microsoft のモバイル プラットフォームを用いるため、普段使用しているソフトウェアと相互運用性のあるアプリケーションを利用できる。Cingular の 3G ネットワークを利用することで実現する新機能は、3G サービス展開を強める Verizon Communications (NYSE:VZ) や Sprint Nextel (NYSE:S) といった競合相手に対し、巻き返しを図るための武器になり得る。 Cingular の高速データ通信サービス『BroadbandConnect』は、ダウンリンク速度が最大700Kbps で、アップリンク速度は384Kbps となっている。同社広報担当の John Kampfe 氏は BroadbandConnect サービスについて、「まだ競合には劣るものの、急速に発展しつつある」と述べた。 これは、米国における BroadbandConnect のサービス範囲が、134の地域に留まっていることから出た発言だ。ただし、Cingular 8525 は従来のデータ通信方式『EDGE』にも対応しており、BroadbandConnect サービス区域外では Cingular の EDGE ネットワークを利用できる。 同社によると、Cingular 8525 は『Wi-Fi』接続も利用できるほか、広域データ通信という枠を除けば、『Bluetooth』や赤外線通信にも対応するという。 また、Cingular 8525 が Windows Mobile 5.0 を搭載している点は、ビジネスユーザーに対して訴求力を持つ。すなわち『Outlook』や『PowerPoint』など、馴染み深いアプリケーションを利用でき、さらには高速データ通信によって、これらのアプリケーションでより大容量のファイルを扱うことができるからだ。 さらに Cingular 8525 をワイヤレスモデムとして利用し、パソコンに繋いで Eメールなどを受信しながら、同時に着信を受けることもできる。 一方、調査会社 Gartner のアナリスト Todd Kort 氏は、米国における 3G 移動体通信サービス利用者の少なさを強調し、今回の Cingular 8525 の発表はむしろ、遅れを取りたくないという同社の願望を示したものと述べた。 「Cingular は Verizon に追いつこうとしている」と同氏は語り、Verizon が米国における 3G サービスで独走するのは避けたいというのが、Cingular の思惑だと述べている。 関連記事 最新トップニュース
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