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都市部災害において人命救助ロボットが機能しない?米軍では兵士の目や耳に代わるものとして、すでにロボットを配備しているが、近いうちに米国本土においても、都市部災害などで瓦礫の山から人命を助ける捜索救助活動に充てるため、同様の技術を利用するようになるだろう。
しかし米軍が用いているロボットとは異なり、米国内で緊急サービスに用いるロボットは、通信をうまく行なえず苦しむことになるかもしれない。 米国立標準技術研究所 (NIST) が行なった実験によると、そのような人命救助用ロボットを1か所に数多く投入した場合、混信や無線通信の不具合が発生し、必要な捜索救助任務を行なう能力の低下に繋がる可能性があるという。 NIST の無線システム計測プロジェクトのリーダーを務める Kate Remely 氏は、軍事用ロボットの場合、それぞれに特定の無線通信用周波数を割り当てるのに対し、都市部で用いる捜索救助ロボットのメーカーは、無線通信に ISM 周波数帯 (産業用/科学用/医療用の周波数帯) を使っていると説明した。ISM 帯は無認可で利用できる周波数帯で、電子レンジやコードレス電話など、多くの民生用電子機器が利用している。 Remely 氏は取材に対し、次のように述べた。「同じ周波数帯を使おうとするロボットが数多く存在する。これは、決して解決困難な問題というわけではないが、メーカーは検討し始めなければならない」 Remely 氏によると、メーカーは機動性、視覚の明瞭度、遠隔操縦に対する応答性など、「無線機能がほとんど付け足しだった」と言えるほど、無線機能以外の部分に力を入れてきたという。 NIST の実地試験は、米国土安全保障省が後援し、メリーランド州ゲイサーズバーグ近郊の「かなり広い場所」に14台のロボットを投入して行なった。この試験では、別システムの送信により14台のロボットのうち10台が機能停止した。 また今回の試験では、ISM 帯の使用はもちろん、同帯域を用いるシステム間で干渉を最小限にとどめるプロトコルに準拠していても、ロボットと操縦者の間で完璧な通信を保証できないことが示された。 関連記事
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