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2007年3月8日 11:20

Adobe が動画配信サービスでワイヤレス通信事業者と提携へ

著者Michael Hickinsオリジナル版を読む海外海外発
Web 開発ソフトウェアを手がける Adobe Systems (NASDAQ:ADBE) の CEO (最高経営責任者) Bruce Chizen 氏は、同社が米国の大手ワイヤレス通信事業者と提携する計画があることを明らかにした。顧客が自分の携帯電話で動画を見られるようにするという。

Chizen 氏は6日、ニューヨークで開催された Association of American Publishers (AAP) のカンファレンスに向けた質疑応答のセッションに出席し、「Verizon Communications (NYSE:VZ) または Cingular Wireless のいずれかが2007年中に、携帯電話で動画を見られるサービスを開始する予定だ」と述べた。

消費者は、「Web 2.0」や「YouTube 体験」などによって無料コンテンツを期待するようになっていると、Chizen 氏は説明する。これはつまり、コンテンツ制作者やソフトウェアベンダー側がともに、ビジネスモデルをこれに適応させなければならないことを意味する。「大半の消費者は、コンテンツは無料で利用できるものと思っている。われわれはそれを認めなければならない」と Chizen 氏は述べた。

Chizen 氏によると Adobe は、新たな収入源を確保する実験を開始しているという。広くは手ごわいオンラインの競合相手、特定するなら Google (NASDAQ:GOOG) に対抗するのが目的だ。

「デスクトップソフトウェアは消えゆく方向にある。したがってわれわれは、オンライン登録や Web 上の広告から収入を得る方法を見つけなければならない。Google に一番乗りを許して、われわれの顧客のロイヤルティを奪われるわけにはいかない」と Chizen 氏は述べる。

Adobe は先月、ビデオ編集ソフト『Adobe Premiere Elements』の簡易版となるオンラインツールの無料提供を開始し、オンライン広告を通じて売上へとつながることを期待している。Chizen 氏は、「こういったツールのユーザーの一部が製品版の使用を望んで、有料登録へと進むことを願っている」と話す。Adobe Premiere Elements の製品版価格は99.99ドルからになる。

Chizen 氏はまた、Adobe がまもなく無償の開発プラットフォーム『Apollo』(開発コード名) をリリースすることを明らかにした。コンテンツ事業者が、どんなデバイスでも動作するインターネットアプリケーションを開発できるようにするプラットフォームだという。

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