|
Nokia、携帯端末プラットフォーム『S60』の門戸拡大携帯電話用 OS として『Linux』が勢い付いているものの、依然として支配的なモバイル OS は『Symbian』だ。
だが携帯電話メーカー大手 Nokia (NYSE:NOK) の新たな取り組みのおかげで、Linux 用のアプリケーション開発と Symbian 用のアプリケーション開発の間の溝が、ぐっと縮まりそうだ。 Nokia は先週、Linux アプリケーションのコミュニティや開発者のプログラム移植を支援するため、開発キット『S60 3rd Edition SDK』用の拡張プラグイン『Open C Plug-In』をリリースした。『S60』は、Nokia の携帯端末プラットフォームで、Symbian OS の上に構築されている。 Open C は、『POSIX』準拠ライブラリおよびミドルウェア C 言語ライブラリのセットで、既存ソフトウェアの流用を実現することで、アプリケーション開発を加速する。 こうした Nokia の取り組みは、Symbian が今年1月に発表した『PIPS』(PIPS Is POSIX on Symbian) に基づくものだ。PIPS の目的は、POSIX API との互換性を Symbian OS 搭載端末に与えることにある。 Linux は POSIX 準拠 OS だとされているが、実際のアプリケーション開発では、その枠組みから外れざるを得ないことも多い。そこで Nokia の Open C が意味を持ってくる。 Nokia の広報担当 Ravi Belwal 氏は次のように述べた。「なぜ Open C を開発したのか。それは車輪を再発明したくないからだ。開発者がアプリケーションを移植する際、余計な仕事を押しつけたくない」 Belwal 氏はさらに、「S60 用に (アプリケーション) 開発を始めることは簡単ではなく、ある種の学習曲線が存在する。Open C は、その学習曲線を緩やかにする。すなわち、すでに何らかのオープンソースのコンポーネントやアプリケーションを持っているなら、誰でも Symbian への移植を容易に行なえる。C および C++ さえ理解していれば、Symbian の深い知識は必要ない」と述べた。 関連記事 関連テーマ 最新トップニュース
|
|