ノートパソコンを購入する際の選択肢が大幅に増えることになりそうだ。Intel (NASDAQ:INTC) が9日、サンフランシスコで開催されたイベントの場で、同社の最新モバイル プラットフォーム『Centrino Pro』を正式に発表した。Centrino Pro は、開発中は『Santa Rosa』というコード名で呼ばれていた。
Dell (NASDAQ:DELL) は、Centrino Pro のチップセットと機能をフル装備したシステムの提供は秋まで先送りするが、Centrino Pro の中核部分となるプロセッサ『Intel Core 2 Duo』の最新版を搭載する新システムを近々提供予定だと述べた。
Dell の企業向けノートパソコン シリーズ『Latitude』を担当するマーケティング マネージャ Brett McAnally 氏は、「市場の大きな部分が Centrino Pro を積極的に受け入れようとはしていない」と述べた。Centrino Pro は、Intel の管理支援技術『Active Management Technology』(AMT) を含んでいる。
McAnally 氏は取材に対し、「当社は、AMT に関連した部分を除いた Santa Rosa ベースのシステムを近くリリースする予定だ」と語った。同氏によると、Dell は現在、標準化団体 Desktop Management Task Force (DMFT) が開発した管理システム『DASH』を採用しているという。DASH は、Intel と AMD (NYSE:AMD) の両方のプロセッサに対応する。
Lenovo は、Centrino Pro 対応に加え、物理的強度が「過去最大」となるノートパソコン3機種を発売する。『ThinkPad T61』と『ThinkPad R61』は、14インチのスクリーンを備え、価格はそれぞれ1399ドルと1249ドルだ。『N200』は15インチのワイドスクリーンを備え、1099ドルで今月末に発売される。
富士通も、今月中に『LifeBook』シリーズのパソコン4機種を投入して Centrino Pro に対応する。これには、企業向けデスクノートの上位モデル『LifeBook E8410』や、コンバーチブル型タブレット PC『Lifebook T4220』が含まれる。
Endpoint Technologies Associates の社長兼アナリストの Roger Kay 氏によると、Centrino Pro は、複数の注目すべき機能を備えてはいるが、モバイル分野を全体として大きく前進させるものではないという。同氏は取材に対し、「一般消費者は購入準備ができたときに購入する。これ (Centrino Pro) で消費者向け市場が活気づくことはないだろう」と述べた。
だが Kay 氏は、企業の購入者は Centrino Pro の AMT などの機能を喜ぶだろうと述べた。AMT は、IT 管理者がリモートコンソールから、電源オフ状態や OS あるいはハードディスクがクラッシュした状態ですら、備品パソコンの追跡、診断、修復を行なえるようにする技術だ。