携帯・ワイヤレス2007年6月27日 11:00
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AT&T は『iPhone』にどこまで期待できるか

この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20070627/12.html
著者:Jack McCarthy
海外internet.com発の記事
Apple (NASDAQ:AAPL) が来る6月29日に、待望の『iPhone』をいよいよリリースする。iPhone の発売日が近づくなか、同製品を米国で独占提供する通信事業者の AT&T (NYSE:T) は、発売とともに消費者が iPhone に飛びつくため、携帯電話市場においてシェアを獲得できると見込んでいる。だが、果たしてブームはどれくらい続くのだろうか?

ハイテク関連の投資調査会社 Cowen and Company が25日に発表したレポートによると、AT&T は2008会計年度末までにワイヤレス市場で1.4%のシェアを獲得できそうだという。

しかし、AT&T と競合する Verizon Wireless (NYSE:VZ) や Sprint Nextel (NYSE:S)、ならびに T-Mobile USA も、それぞれ新サービスを展開して巻き返しを図る、と Cowen は予測する。

「ユーザーが iPhone に殺到し、高額のサービス契約でも加入するため、短期的には AT&T にとって有利に働くだろう、そして店頭に集まる客が増えれば、iPhone より価格の安い携帯電話の販売を後押しすることにもなる」と Cowen はレポートの中で述べている。なお AT&T は26日、iPhone 用に比較的低額の通信サービスプランを発表した。

しかし、同レポートは次のように続く。「だが、Verizon、Sprint、T-Mobile も年内には各種プロモーションや補助金の増額、そして選り抜きの新製品で巻き返しに転じ、シェアの減少を限定的な規模にとどめるだろう」

全体として見れば、AT&T による iPhone の販売台数は、2007年に300万台、2008年に1000万台を見込めるとの見方を、Cowen の通信業界アナリスト Shaun Parvez 氏は示した。

販売の伸びはかなり急激だが、他社のシェアを根こそぎにするものではないと Parvez 氏は指摘する。

Parvez 氏は取材に応え、次のように述べた。「iPhone 発売となれば、誰もが Verizon や Sprint から AT&T に流れて、競争にならなくなるという見方が多かった。ある程度はそうなるだろうが、競合他社は顧客を引き止めるために価格を大幅に下げ、いずれ類似の製品をリリースするだろう」

iPhone が発売を迎える6月29日に同製品を手に入れようと、Apple のファンが AT&T の店頭に列をなすと予想される。しかし、iPhone の1台500ドルという価格は、需要にブレーキをかける可能性がある。米国における移動体通信サービス契約者の85%は、自分の端末に100ドル未満しか費やしていない。となれば、iPhone の潜在顧客は市場全体の15%に満たない、と Cowen はレポートで述べている。

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