![]() ![]() ![]() ![]() モバイルインターネットマーケティングとアドバタイジング(2)この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20070727/26.html
著者:栂野延利
国内internet.com発の記事
前回コラムでは、モバイルインターネットマーケティングにおける市場環境、親和性の高い商品、及び特徴に関して言及しましたが、今回はその具体的な利用方法としてのアドバタイジング手法に関して言及したいと思います。
■バナー・テキスト広告 一番ベーシックな広告手法で、モバイルサイトの TOP や中段にバナーやテキストによる広告を挿入するものです。PC と違いサイドバナー型が無いことや他媒体に比べユーザーレスポンスが早いことが特徴です。広告出稿者にとっては短期間での費用対効果判断や懸賞型キャンペーンなどでの応募率を高くできるなどの導入メリットがあります。 広告出稿の成功要因は、広告目的(効果)を明確化した上でユーザー層やページビューなどの媒体情報をもとに対象商品に最適な媒体を選択することとなり、また出稿広告内容を頻繁に更新するなどユーザーを飽きさせない工夫が、クリック率やコンバージョン率を落とさないためには重要となります。 ■成果報酬型アフィリエイト 携帯の個人ホームページや Blog などに、アフィリエイト業者の専用ページから内容に合ったバナーやテキストを選択し広告として貼り付けるもので、今日モバイルで一番費用対効果が高いとされる手法です。モバイルのヘビーユーザーである学生や主婦は、お小遣いや携帯電話代稼ぎとして無料型ホームページサービスにアフィリエイトを組みあわせて積極的に活用する傾向があり、そのため広告露出数が非常に多くなり成果が出やすい状況となっています。 しかも広告出稿側にとっては、基本的に商品が購入された場合のみに報酬を支払うかたちのため、露出やクリック費用が発生せず、顧客獲得費用を比較的低額に抑えることが可能となります。 ただしある程度の成果報酬額を提示しないと参加アフィリエイトサイト数が少なくなるため、販売額が小額な商品にはあまり適応しない手法となります。 ■モバイル・SEM/SEO 携帯電話では非力なインタフェースと高額なパケット料金制度により、検索エンジンはあまり利用されていませんでした。しかしパケット定額制導入と携帯電話事業者の TOP コンテンツに検索エンジンが配置されることで、モバイルでも本格的に検索エンジンを活用される時代となりました。 それに伴い、リスティング広告や最適化手法としての SEM や SEO に関してもモバイル向けのサービス提供が開始され、他メディアからの検索エンジン誘導手法の開発もあり、その効果を期待できるようになってきています。 ただしまだ歴史が浅いため、検索特性分析やアルゴリズム解析などがまだ完成されていない状況であり、SEM/SEO 提供事業者もトライ&エラーでサービス提供しているのが実情です。しかし携帯のヘビーユーザーは絶対PCではリーチできないため、今後モバイル SEM/SEO は広告出稿において一番重要な導入検討対象となることは間違いないでしょう。 ■コンテンツ・マッチ広告 自身の Blog やサイトに提携業者から広告バナー・テキストが自動的に配信されるもので、サイト内を提携業者側で自動的に解析し内容にマッチした広告内容が配信されることが特徴となります。 自身で広告を選択するアフィリエイトに比べると、サイト運営者側負担が少ないことがメリットですが、自身で広告単価(成果報酬額)を設定することができないことがデメリットとなります。 モバイルではこれから活発な導入が想定されるコンテンツ・マッチ広告ですが、絵文字など PC 環境と異なるコンテンツを対象とした自動解析におけるマッチング精度を、どこまで上げられるかが今後の普及課題になると考えられます。 ■行動ターゲティング広告 近い将来モバイル広告手法において主流となる可能性があるものが、行動ターゲティング広告です。自サイト内や提携サイト内、また検索エンジン内での顧客行動履歴を解析することで、顧客の興味エリアをカテゴライズし適切な広告をユーザー個別に表示提供するサービスで、まだ日本 PC 市場においてもサービスが開始されたばかりでモバイルでの普及はまだですが、米国や欧州市場では既に大手企業の広告投資において一定割合を占めています。 行動ターゲティング広告を活用する際の広告主にとってのメリットは、対象ユーザーの絞込みが容易となる点で、それによる効果が高いこともあり、モバイルにおいては絞込みに GPS や基地局活用による地理的要因も付加できるため、将来的には非常に大きな効果を提供できる広告手法として期待できます。 以上モバイルインターネットマーケティングにおける現状及び近い将来の具体的な利用方法としてのアドバタイジング手法に関して言及しましたが、広告効果を最大限に発揮させるには、対象商品がモバイルマーケティングに対し親和性を持っているかをまずしっかり見極めることが一番重要です。
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