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2008年は「モバイルバンキング構築の年」に信用収縮の影響で、ここ数年ではじめて、銀行業界における IT 支出の伸びが鈍化の傾向を見せている。しかしながら、調査およびコンサルティング会社の Celent の予測によれば、こうした状況においても、金融機関は今後もオンライン環境での新たなビジネスモデルの模索を続けていくという。
Celent は先ごろ、2010年には米国の家庭のうち30%がモバイルバンキングを利用するようになるとの予測を発表している。 Bank of America、Wachovia Corporation、SunTrust Banks といった米国の最大手銀行のほとんどは、すでにモバイルサービスを開始している。しかし、上位50行を見ると、まだ導入していない銀行も多い。Celent は、来年にはそうした状況が一変すると予想し、2008年をモバイルバンキング「構築の年」と位置づけている。 Celent によれば、2008年には、トップ50に名を連ねる銀行のほとんどが何らかのモバイルサービスを開始し、さまざまなチャンネルを通じて携帯端末で利用可能なバンキング アプリケーションを提供するようになるという。多様な顧客のニーズに応えるために、ショートメッセージ サービス (SMS) やダウンロード製品、モバイルブラウザなど、さまざまな形でモバイルサービスが提供されるものと Celent は予測している。 Celent の予測によれば、オンライン バンキング サービスを利用している米国の家庭 (現時点では4600万世帯) のうち、10%が2008年末までにモバイルバンキングを導入するという。また、モバイルバンキングを利用する世帯の割合が、2010年には30%に達するという以前の予測には、修正は加えられていない。 Celent の調査報告では、Web 2.0 に関するいくつかの興味深い可能性も指摘されている。銀行はこれまで、ソーシャル ネットワークの流行を遠巻きに見ているだけだったが、今後はウィジェット分野にも進出し、Facebook や MySpace などの SNS に対応する独自のアプリケーションの開発に乗り出すという。 また、ソーシャル機能やコミュニティ志向の要素を Web サイトに組み込む銀行も増えると、Celent は予想している。 関連記事
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