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『iPhone』関連の製品とサービス向け1億ドルの基金『iFund』Apple は常に、製品発表を行なう際、少なくとも1つはサプライズを用意しておくことを好む。3月6日に行なわれた『iPhone』ソフトウェア開発キット (SDK) の発表イベントもその例外ではなかった。Apple 幹部が iPhone の企業向けサポート強化計画について詳細を説明し終えると、同社 CEO (最高経営責任者) の Steve Jobs 氏は、おなじみの「さらにもうひとつ」という言葉で発表を始めた。
伝説的なベンチャーキャピタリストで Kleiner Perkins Caufield & Byers (KPCB) のパートナーである John Doerr 氏が舞台上の Jobs 氏に合流し、KPCB が iPhone 関連の製品とサービスを対象とする1億ドルの基金『iFund』を立ち上げたことを明らかにした。 John Doerr 氏は熱く語った。「私は Apple を率いる人たちがとても好きだ。彼らは、できっこないと誰もが思うような状況で、誰も思いつかない可能性を実現してしまう。彼らはいわば反逆心を持った人たちだ。そんな反逆者たちの最高司令官で、Apple を再興した企業家である Jobs 氏とともにここにいることに、私は感動している」 iFund は、KPCB のパートナーである Matt Murphy 氏によって運営され、Bill Joy 氏 (Sun の元主任研究員)、Randy Komisar 氏、Ted Schlein 氏、Chi-Hua Chien 氏、Ellen Pao 氏など、その他の同社有力パートナーも支援する。このプロジェクトには限定されないが、KPCB と Apple との関係を支えるパートナーには元米国副大統領 Al Gore 氏がいる。Gore 氏は Apple の取締役会メンバーでもある。 Doerr 氏は、Apple の元フェロー Alan Kay 氏がかつて、「将来を予測する最良の方法は、それを発明することだ」と言ったことを受け、「最良の次にいい方法は、資金を提供することだ」と述べた。 1億ドルという基金は巨額だが、これは KPCB にとって珍しいことではない。同社は1996年にも、新しいプラットフォームに基づく新企業の育成を支援するという今回と同じ方針により、1億ドルの『Java 基金』を設立している。Java 基金が設立を支援した企業の中では、Marimba が比較的よく知られていた (その後 BMC Software によって買収された)。 KPCB は Java 基金の主要投資者だったが、Cisco、Compaq、IBM、Netscape、Oracle、Sun といった大企業を基金の協力者として呼び寄せている。 Murphy 氏は、取材に対して次のように述べている。「Java 基金には多くの戦略的なパートナーがいた。今回は直接的な投資ではないが、むしろ Apple との共同作業のようなものだ。企業 (Apple) を支援し、戦略的思考と興味深い分野を共有するという性格を持っている」
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