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Intel、100キロ先まで到達する『Wi-Fi』技術を開発中

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カフェや空港でインターネットにワイヤレス接続しようとしても、スムーズな接続を行なうには、アクセスポイントから数メートルの距離にいてさえ何かと困難を伴うが、そんな無線 LAN 規格『Wi-Fi』(『802.11』系列の規格) の信号を、100キロ先まで飛ばす技術の開発が進んでいる。

Intel の『Rural Connectivity Platform』(RCP) が、まさにその技術で、1対1の基地局間ワイヤレス接続に Wi-Fi を用いようというものだ。

こうした到達距離の実現に必要な条件は、見通し線上に障害物がないことだけだ。Intel の上級プラットフォーム マネージャ Jeff Galinovsky 氏は、理論上 RCP の信号は最大100キロ先まで飛ぶと語る。ただしこれほどの距離になると、地球の丸い形自体が見通し線を妨げる障害になるという。

「確実な接続を行なうには、30キロから60キロが現実的に可能な距離だ」と Galinovsky 氏は語った

Intel は年内にも RCP の販売開始を目指している。同技術開発の狙いは、近くに接続ポイントがなく、長距離の銅線ケーブルを敷設するにはコストが問題となる人口密度の低い地域や、ケーブルを敷設しても銅線盗難の恐れがあるような地域において、ワイヤレスのインターネット接続を提供することにある。

人口密度の低い地域を念頭に置いたこの発想は、スケールメリットでコストをまかなおうとする『WiMAX』(『802.16』系列のワイヤレス規格) とは対極にあるものだ。

また、WiMAX や従来の 802.11 系列技術と異なり、RCP の根底にあるのは送受信タワー同士の相互接続を Wi-Fi 技術で行なうという点だ。この時、タワーに設けた送受信ユニットは1対1で接続する。典型的な例としては、タワーの一方を基幹ネットワークに近い都市部に設け、もう一方を遠隔地に配置する形だ。そして遠隔地側の送受信タワーから、無線なり有線なりの形で近隣地域にインターネット接続を提供する。

タワー同士の接続が見通し範囲内に限られるという制約は残るが、樹木や地形などの障害物が2つのタワー間の通信を妨げる場合、障害物を迂回するように中継タワーを立てることもできる。

Intel は、最大到達距離が120メートルほどの一般的な無線ルータをはるかに超える長距離接続 (RCP においては端末とアクセスポイント間ではなく、送受信タワー間の距離) を実現するため、Wi-Fi に手を加えたプロトコルと、パケット分割多重アクセス (PDMA) を併用している。

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