携帯・ワイヤレス2008年3月26日 10:00
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モバイルリサーチの未来

この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20080326/8.html
著者:ネットエイジア株式会社 執筆:境野智樹
国内internet.com発の記事
モバイルリサーチのデバイスである携帯電話は、機能や通信面において急速な進化を遂げている。

今後、デバイスの機能進化や、通信環境の変化などにより、現状のリサーチを超えた様々な活用が考えられるので、可能性としていくつか紹介したい。

●GPS連動リサーチ

位置情報を生かし、リサーチ機能と組み合わせる。例えば、渋谷のあるスポットで、QR コードを刷り込んだ商品やチラシを配布、または大型スクリーンにアドレスを映し出し、アンケートページに誘導し回答してもらう。

そこでプロモーションについての評価や、その後の行動予定などを聞くことにより、その場での反応や、行動予定先での先回りしてのプロモーションが可能となる。

また、購買活動や状況を調べることにより、より実態に近いエリアマーケティングができるようになる。

更に、GPS 機能ではないが、ある指定の場所・ゲートを通ると、メールを受け取らせ、アンケートに回答してもらう、クーポンなどを取得できる仕組みも可能だ。

クーポンを活用させ、アンケートにも回答してもらうことで、プロモーション測定が効率よくできるというわけだ。

●テレビ電話リサーチ

テレビ電話機能は、現状あまり活発には利用されていない。ただ、リサーチ手法として考えると、有効な活用が可能となる。

ネットリサーチは「顔が見えない調査」だが、テレビ電話機能を使い、対面調査に近い内容を実現できる。実際にこの手法は今でも実現されている。

通信状況や調査時の環境など制限があり、調査の進め方にもテクニックが必要だが固定電話での電話調査より、個人を特定した、また対象者の顔の表情を確認しながら調査を進めることができる。

●ケータイグルイン

複数で通話できる機能を利用し、ケータイ版グループインタビューも実現できる環境となっている。

PC でのネットグルインもサービス化されているが、PC の場合は掲示板式の書き込み型なのに対し、リアルなグルインに近い手法といえる。通話できる相手や環境は限られるものの、特定の要素を共有する属性グループの傾向を探る調査に向いている。

●選挙調査

選挙の出口調査は、現在調査員が投票所近くに待機し、投票を終えた人に対し、紙によるアンケートを実施、結果を電話で報告し、報告を受けたセンターでデータが集計される仕組みが大半である。

このアンケートを調査員にモバイルリサーチで回答させると、データ集計のスピードアップが図れ、また性別、年代、地域別の結果がリアルタイムで把握できるようになる。選挙の出口調査は、報道する各メディアが、速報性と正確さを求められるだけに、モバイルの機能を生かすことで大きな強みを出すことができる。

こうしてみると、モバイルリサーチは、ケータイの特徴である「ユビキタス」と「スピード」が他の調査と比較し大きなアドバンテージとなっていることがよくおわかりいただけるであろう。

デバイスそのものと、通信などの環境がこれほど目覚しく進化している調査手法は他にはなく、今後は更なるリサーチ活用が考えられるであろう。

執筆:ネットエイジア株式会社 マーケティング事業本部 R&D室 室長 境野智樹)


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