![]() ![]() ![]() ![]() 迫りつつあるモバイル機器への脅威この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20080328/11.html
著者:Judy Mottl
海外internet.com発の記事
モバイル機器を標的にした壊滅的なマルウェア攻撃やデータ窃盗が起きていないからといって、それらの機器が安全だとは限らない。実際のところ、嵐の前の静けさのようなものだと専門家は考えている。
モバイル プラットフォームが一般消費者や企業の間に広く普及していることを考えれば、そうした見方は、業界観測筋にとって心休まるものではない。調査会社 IDC によれば、全世界の携帯電話の出荷台数は、2007年に11億5000万台に達したという。また、Gartner のアナリストによれば、スマートフォンの販売台数は、2008年にノートパソコンを上回る見込みだという。 IDC は、2011年までに推定3億400万台のスマートフォンが使用されるようになると予測している。こうした傾向が、IT 機器調達担当者や一般消費者に誤った安心感を抱かせる原因になっていると指摘する声もある。 セキュリティ製品ベンダー Bluefire Security Technologies の CEO (最高経営責任者) Mark Komisky 氏は取材に対し、次のように述べている。「モバイル プラットフォームは、汎用的なモバイル コンピューティング プラットフォームに進化しつつあるにもかかわらず、モバイル機器特有のセキュリティ機能、すなわち Eメールなどの特定の活動に応じたセキュリティ機能は備えていない。あるとしても限定的なものだ」 2年前にセキュリティ会社 F-Secure が、『Symbian』OS を搭載した携帯電話からパソコンに感染する可能性があるワームを発見した。2008年の初めには、Symbian 搭載の携帯電話がまたもや脅威にさらされた。マルチメディア ファイル (MMS) を装ってユーザーを欺き、それと気付かれることなく悪質ソフトウェアをインストールするワームだ。 このワームは、セキュリティ製品ベンダーの Fortinet が発見し、『SymbOS/Beselo.A!worm』と名づけた。同ワームが狙うのは、『Symbian S60』に対応する Nokia 製携帯電話の複数モデルだ。 あるセキュリティ専門家によれば、この種の攻撃は単に始まりにすぎず、クラッカーや不満分子の関心は、無防備のまま数を増やしているモバイル機器に向かいつつあるという。いまやそうした機器の多くには、個人データや企業データが保存されている。 セキュリティ製品ベンダー Symantec のモバイル セキュリティ部門で製品マネージャを務める Kohi Nguyen 氏は、次のように語る。「スマートフォンや他のポケット PC の人気が高まるにつれ、クラッカーやサイバー犯罪者の目がモバイル機器に集まり、攻撃の対象とするのは自然な成り行きだ。この状況は、モバイル機器のユーザーが各自の携帯電話で機密性の高い重要データにアクセスしたり、そうしたデータを保存したりする場合に問題になる」 |