携帯・ワイヤレス 2008年4月18日 12:10

モバイル機器用ブラウザは定着するか

著者: Judy Mottl  オリジナル版を読む
2008年4月18日 12:10 付の記事
■海外internet.com発の記事

調査会社 ABI Research が最近発表した調査報告によると、モバイル機器用ブラウザ市場は急成長を遂げ、2013年までにモバイル端末が15億台に達するという。しかしこうした盛り上がりは、必ずしも移動中に Web を活用するユーザー基盤の拡大と活発化に繋がる訳ではないようだ。

同社の調査報告『The Mobile Browser Market』によると、現在のスマートフォンの「Web ブラウズ能力は非常に限定的」で、端末メーカーは、RSS フィードなどの新しい機能を備えたブラウザを渇望し、もっとモバイル機器の画面に適した Web サイトを求めているという。

しかし最大の問題は、モバイル機器ユーザーもこれらを望んでいるのか、そして端末の Web 機能を高めたとして、ユーザーが今以上に Web ブラウズを行なうのかという点だ。

ABI Research は、モバイル機器用オープン インターネット ブラウザ (OIB) 市場が、2007年の配備数7600万から、2013年には約7億まで成長すると予測している。

ABI Research の調査ディレクタ Michael Wolf 氏は、声明のなかで次のように述べた。「現在、モバイル ブラウザの開発者が力を入れているのは、最新の Web 標準技術を活用しつつ、携帯電話でブラウザを用いる際の特有の体験に最適化したソリューションを開発することだ」

モバイル ブラウザの発展を示す例の1つが、Opera Software 製ブラウザ『Opera Mini』の継続的な進化だ。同ブラウザのダウンロード数は、4000万回を超えている。先ごろ同社は、Google のモバイル機器プラットフォーム『Android』用 Opera Mini のプレビュー版を開発者向けに公開したばかりだ。

しかしこうした進展があるものの、モバイル機器による Web ブラウズと、パソコンによる Web ブラウズの間に横たわるギャップを縮めるには、まだ長い時間が必要だと ABI Research は指摘する。

その理由だが、同社の調査報告によれば、現在のモバイル機器には『Flash』のようなプラグインがなく、さらに OIB ベンダーは、Web ブラウズの高速化を実現するため、サーバー支援型アーキテクチャを必要としているためだという。


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