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移動体通信市場は数の論理だけで決まらないVerizon Wireless による Alltel 買収合意は、AT&T と Sprint Nextel に大きな脅威を与えるものだが、移動体通信市場の争いに決着をつけることにはまったくならないとのレポートを、投資調査会社 Probe Financial Associates が発表した。
Verizon Wireless の加入者数は、281億ドルにのぼる今回の買収によって Alltel の持つ1320万人が加わることにより、一気に8040万人にまで膨れ上がるが、市場を制覇するのは加入者数ではないと Probe Financial は分析する。 「AT&T が今すぐ外部に目を向けて、規模の優位を維持する目的のみでどこかを買収するようなことはないだろう」と、Probe Financial の創設者兼社長 Victor Schnee 氏は語る。 Schnee 氏は、今回 Verizon Wireless が買収に動いた動機として、加入者数7140万を擁する AT&T に次ぐ立場に対する不満もなくはないが、むしろ AT&T の規模が、これ以上大きくならないようにするためだったと考えてほぼ間違いないと説明した。 「Verizon Wireless が、これほどの大金をはたく理由がほかにあるだろうか。われわれは、Alltel の所有者らが事業切り売りの可能性を示唆して、圧力をかけたと推察している。それは (Verizon Wireless にとって) 本物の脅威になる」と Schnee 氏は語った。 しかし今回の買収によって、Verizon Wireless が計算上どれほどの加入者を獲得しても、市場での成功は、加入者数によって決まるわけでもなく、ネットワーク サービスによって決まるわけでもないと Schnee 氏は言う。 「Sprint Nextel が良い例だ。彼らは業界の中で最高のネットワーク サービスを有するが、今や崖っぷちに追い詰められつつある」 市場の覇権を左右する要素は、価格と端末で、近い将来にはモバイル端末向けアプリケーションもそこに加わると Schnee 氏は述べ、その理由として、これら要素がいずれもユーザーにとって重要だからだと説明した。 その点では、すべての通信事業者に市場の覇権を握るチャンスがある。それは4番手の Sprint Nextel ですら例外ではない。とはいえ、Sprint Nextel にはちょっとした幸運も必要だろう。AT&T は、魅力的な端末の独占販売契約という点で、最大のシェアを引き続き確保するものとみられるからだ。 関連記事 最新トップニュース
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