![]() ![]() ![]() ![]() Google モバイルのデジタルコンテンツ検索とその可能性この記事のURLhttp://japan.internet.com/allnet/20080707/8.html
著者:モバイルSEO事業部 事業部長 佐藤竜也
国内internet.com発の記事
第四回「Google モバイルの地域情報検索とその可能性」では、Google モバイル対策の中でも特殊な“地域情報検索”の対策とその可能性について紹介をしたが、今回は今後モバイル検索で発展が期待されるデジタルコンテンツ検索の状況と今後の可能性について Google モバイルを例に紹介したい。
2007年10月の Google モバイルのトップページリニューアルにおいては、地域情報検索機能と、デジタルコンテンツ検索のひとつである“イメージ検索(画像検索)”機能も併せて強化された。 イメージ検索とは、たとえば、花の名前や芸能人の名前、アニメキャラクターの名前など、画像をイメージしていると考えられるキーワードで検索した場合に、それにマッチした画像を表示してくれるサービスだ。 検索結果は、基本的に PC のイメージ検索の結果と同じであり、モバイルならではの画像(待受画像、デコメ画像など)を対象とした検索はできない状況にある。ただし、画像をクリックすると Google Wireless Transcoder(Google の PC サイトを携帯端末でも閲覧できるようにする変換ツール)を介した画像が携帯上で表示される。しかし、今後はモバイルならではの画像が検索できるようになっていく可能性はあると考えている。 さて、イメージ検索のアルゴリズムについて、現在のクローラーは画像内のデータを読み込むことが出来ないため、基本的な仕組みとしては以下の2点が重要視される。 ・画像の alt 属性 ・画像の周辺に書かれたテキスト情報 しかし、今後この検索方法が大きく変わっていく可能性がある。続いてその内容について紹介しよう。 余談ではあるが、先述の2つの仕組みだけでは正確に画像情報を解析することは難しいため、現在、Flickr などの画像共有サイトではユーザーが画像にタグ付けをすることで、検索性を高めている。これは、クローラーが読むことが出来ない動画検索においても同様である。 さて、Google は、2008年1月3日に画像検索技術強化の方針を裏付ける、特許申請を発表した(発表は1月3日だが、実際の申請は昨年6月)。それが、「画像や映像に含まれるテキストの認識および利用に関する技術」である。 これは、その画像に映る物体が何であるかを正確に判別はできないものの、画像内のテキスト情報は読み取れる技術とされている。たとえば、道路標識の情報が映っている画像であれば、その文字を認識するのみならず、どこで撮影されたかさえも推察出来るという。Google は自社で保有するオンラインアルバムサービス「Picasa ウェブ アルバム」を、2007年10月31日に携帯端末対応(一部の機種では未対応)させており、今後検索性能強化のためにも、画像検索技術を高めてくる可能性は大いにありうるだろう。 Google では、さらに画像と同様に動画についても、現状では読み込めない動画データを読み込むサービスを提供していく可能性がある。その裏付けともいえるのが、前回も紹介をした「GOOG-411」(Google Voice Local Search)で利用されている音声認識技術である。 「GOOG-411」は、たとえば「ピザ」と電話口で話すと地元のピザ屋に電話をつないでくれるサービス(日本では未実施)であるが、この音声認識技術を応用することによって動画内に含まれる音声データから動画の意味を判断し、検索にヒットさせることも可能になると考えられる。 Google は YouTube という動画共有サービスを保有しており、既に一部携帯端末にも対応している。こうしたことからも、自社サービスの利便性を高めるために音声認識を用いた動画検索サービスを開発し、日本のモバイル市場向けに提供してくる可能性はありえるだろう。 以上を踏まえて、サイト運営企業はこれらの可能性に対してどのような対応策が必要だろうか。あくまで可能性でしかない現段階においては、“クローリング可能領域にコンテンツを配置することによって、画像検索や今後始まると予想される動画検索に広く対応させておく”としかいえない。クローリングされない会員サイトにのみデジタルコンテンツを用意しているサイトが多い現状においては、こうした対応だけでも今のうちから実施しておくことも検討に値するだろう。 では、実際のデジタルコンテンツ向けの検索サービス提供開始タイミングはいつ頃になるのだろうか。もちろんそれに関しても推測することは非常に難しいが、Yahoo!モバイルを含め、一部バーティカル型のデジタルコンテンツ検索※が流行りつつある現状を考えると、意外と早い段階で Google もデジタルコンテンツ検索を強化してくるかも知れない。 ※バーティカル検索とは、検索エンジンの側で検索対象を始めから特定の分野に絞り込んである検索のことであり、バーティカル型のデジタルコンテンツ検索とはデジタルコンテンツのみを対象に検索することを指す。 追記:2008年7月1日に Google がオフィシャルブログにて“Flashコンテンツも読めるようになった”という内容をリリースしましたが、モバイルへの影響について未調査なため、今回はコメントを控えさせていただきました。ご了承ください。 (執筆:モバイル SEO 事業部 事業部長 佐藤竜也) 記事提供:フラクタリスト・モバイルSEO事業部
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