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在留外国人向けサービスのプラットフォームに――国際 SMS を提供するインディゴにインタビューインターネット関連のサービス開発を中心に、次世代ドキュメント管理ソリューション「DocuDyne」や、WebGIS ソリューション「Map MashUp Manager」など、幅広いサービスを開発および提供しているインディゴ株式会社。
2008年7月23日、同社のサービス&ソリューション事業部 ジェネラル・マネージャーである道場弘圭氏に、インディゴの沿革および、先日リニューアルを行った国際 SMS サービス「WorldDyne(ワールドダイン)」についてうかがった。
―――インディゴは、どんな企業ですか? インディゴは、現ソフトバンク社長の孫正義氏の実弟にあたる孫泰蔵氏をはじめとする東京大学の学生を筆頭に1996年に創業された企業です。当時はエンジニアばかりの会社で、Java 言語を用いたアプレット集(Java Rom)などを販売しながら、インターネットを中心としたシステム開発企業として成長していきました。 しかし2002年、IT バブルの崩壊をきっかけにもう一度原点に戻ろうということで、2003年に現経営陣で、創業者でありオーナーであった孫泰蔵氏から、MBO(マネジメントバイアウト)により独立し、元々の強みである「技術力」をビジネスの核とした新生インディゴとして再スタートしました。 現在は、「サービス&ソリューション事業(S&S)」、「システム・インテグレーション事業(SI)」、「マネージメント・サービス事業(MS)」、「ユーザー・インターフェイス・インテグレーション事業(UI)」の四位一体で事業を展開しています。 ―――今回リニューアルを行った国際 SMS サービス「WorldDyne(ワールドダイン)」ですが、日本人にあまり馴染みのない“国際 SMS”とはそもそもどのようなものなのでしょうか? 国際 SMS は、本来国内の同一携帯電話会社のユーザー同士でしか、携帯電話端末間で電話番号宛てに SMS(ショートメッセージ)の交換ができなかったものを、海外キャリアのユーザーとも SMS の交換を可能とする国際接続サービスで、世界的に、最も安く、早く、簡単な携帯コミュニケーション手段として広く普及しています。 インディゴの国際 SMS サービスは、各国内キャリアの携帯電話と海外 GSM 携帯端末間で SMS の交換を可能にするサービスで、日本からEメールで送信したメッセージを専用ゲートウェイで SMS に変換し、海外へ SMS として配信、海外から受信した SMS を専用ゲートウェイでEメールに変換して国内携帯電話に配信するというものです。 国際 SMS はもともと株式会社トーメン(現:豊田通商)が2003年に国内で初めて開始したサービスです。当時、日本では3G以前の規格としてドコモ・ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)が「PDC」、au が「CDMA」を採用してたこともあり、海外においてスタンダードとなっている「GSM」規格との互換性がなく、日本は“SMS 鎖国”であるといえました。 現在は、ドコモやソフトバンクなど各キャリアが3G規格で国際 SMS に対応しサービスを提供していますが、開始当時は国内において国際 SMS を提供しているキャリアはなく、これらの現状に着目し、当時世界で最も SMS が利用されていたフィリピンを中心としたアジア圏との国際 SMS 事業を開始しました。 現在、キャリア(第1種)を除いた国際 SMS サービスを提供する競合他社(第2種)はいくつか存在しますが、インディゴが他社と大きく違う点は、第1種のキャリアが持つシステムをサービス開始当初から導入するとともに、海外の第1種キャリアや大手国際 SMS 中継企業と直接の接続および回線を持つことで、ワールドワイドな SMS 国際接続において、お客様にとって安定した信頼できるサービスを提供できているという点です。 またキャリアの場合、ドコモであれば一通の送信につき50円、ソフトバンクは100円の通信料が発生しますが、インディゴの提供する国際 SMS は一通20円と安価でのサービス提供を実現しています。 ―――この度、リニューアルを行った「WorldDyne(ワールドダイン)」ですが、リニューアルの経緯や、どのようなサービスを提供されるのかを教えてください。 インディゴが、国際 SMS 事業を2006年6月にトーメンから事業買収してからの2年間、開発会社としての強みを活かしお客様へより付加価値の高いサービスを提供すべく準備をすすめて参りました。 今までは、国際 SMS サービスに特化した「SuperTEXT(スーパーテキスト)」という名称でサービスを提供してきましたが、この度、国際 SMSに加え、国際電話と国際ロードが利用可能な“3 in 1”サービスの提供が可能となり、「WorldDyne」という新たなブランドを立ち上げることになりました。 国際電話は、24時間365日いつでもどこでも、携帯電話でメールの送受信が可能であれば海外にいても国際電話プリペイドカード番号が購入できる便利なサービスです。 国際ロードとは、日本から指定した海外のプリペイド携帯電話の残高を補充することができるサービスです。国際ロードの提供は現在フィリピンのみのサービスとなっていますが、今後は対応国を増やしていく予定です。 また、NTT コムウェア株式会社の提供するコンビニ料金収納代行サービス「Smart Pit(スマートピット)」を新たに採用したことで、ユーザーより強い要望があったリチャージ式決済が可能となりました。 なお、「WorldDyne」開始記念として、国際 SMS が送り放題になるキャンペーンを実施しています。
―――今後「WorldDyne(ワールドダイン)」において、新たなサービスや機能の展開などはあるのでしょうか? 今準備しているものとしては、海外で放送する「リアリティショー」の投票を WorldDyne ポイントを使って SMS 形式で行うというものがあります。すでにインターネットテレビを配信しているフィリピンのテレビ局と話を進めています。 日本でいえば、携帯電話を使ってリアルタイムに投票することができる視聴者参加型のテレビ番組などをイメージしてくれればいいと思います。 今はフィリピンのユーザーの利用が多いため、フィリピン向けのメニューを増やしていますが、今後はフィリピンに限らず、このような“メッセージやコミュニケーションにかかる付加価値サービス”を自社の独自技術を用いて特徴的内容で作り上げ、増やしていきたいと思っています。 ―――インディゴとしては、「WorldDyne(ワールドダイン)」をどのような方々に利用して欲しいですか? 現在、au では国際 SMS のサービスを提供しておらず、au ユーザーは国際 SMS を利用することができません。また、ドコモ・ソフトバンクの2G端末もサービスに対応しておらず、国際 SMS を利用することができません。 WorldDyne は、Eメールが利用可能な携帯電話端末に対応しており、ユーザーはサービスに登録することで、対応キャリアに関係なく、国際 SMS のやりとりが可能になります。家族や友人が海外で生活していて、国際 SMS を利用したいけど未対応だから諦めていた、という日本の方々にもぜひ利用していただきたいと思います。 また、日本における在留外国人は約200万人、旅行で日本へ訪れる外国人の数は約800万人と言われており、これは約1,000万人のマーケットであるといえます。在留外国人の人口は年々増えており、彼らに対していかに付加価値のあるサービスを提供していくかが各企業のキーになってきています。 今後は、自社で展開するサービスのみならず、「在留外国人向けにサービスを提供したい企業」と「サービスを利用したいユーザー」をつなぐ決済プラットフォームとして、各企業に WorldDyne を活用して貰えればいいなと思っています。
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