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応用的なモバイル SEO 施策

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第八回は、「モバイル SEO を始める前に」と題して、モバイル SEO 対策を始める前にやっておくべきことを紹介したが、今回は「応用的な SEO 施策(1)」と題し、そこから一歩先に進めた、詳細なモバイル SEO 対策を紹介する。

SEO 対策には大きく2つに分けて、「外部施策」と「内部施策」がある。「外部施策」とは、被リンクの量と質により検索エンジンからの評価を向上させる施策である。

一方「内部施策」とは、サイト内部のソースや構成などに手を加えることにより、検索エンジンからの評価を向上させる施策である。

一般的に PC サイト向けの SEO 対策では「内部施策」と「外部施策」のどちらも重要と言われているが、モバイルサイトでの SEO 対策に関しては、ほぼ全ての検索エンジンにおいて、「外部施策」よりも「内部施策」に重点を置かれていることが当社では実証されている。

実際に、「内部施策」を中心に対策を施した当社のクライアントでも、多くの競合サイトが対策を行っているビッグワードで1位を取っているケースが多く見られる。

今回は、このようにモバイル SEO 対策で重要な「内部施策」の中で特に効果の高い対策としてメタタグ(*1)内の“タイトル(*2)とディスクリプション(*3)の記述”“ページ内ターゲットワードの増加”“ クローラビリティの向上”の3つの対策を紹介したい。

■タイトルとディスクリプションの記述
タイトルとディスクリプションの記述は、モバイルサイト向けの SEO では非常に重要な対策の1つである。弊社では経験上 PC サイト向けの SEO よりも重要度が高いと考えている。

タイトルとディスクリプションの記述としては、ターゲットワードを盛り込んだ記述を行った上で各ページで異なっている方が良いことが、弊社の調査で分かってきた。

では、なぜ各ページのタイトルとディスクリプションが異なったほうが良いのであろうか。その理由として、検索エンジンによる各ページの認識方法にあるのではと弊社では考えている。

各ページが同じパターンのタイトルとディスクリプションで記述されている場合、スパムサイトや内容が同様でオリジナル性の低いページとして検索エンジンに認識されてしまい、検索結果上位に表示されにくくなる可能性がある。

一方、各ページが別々のパターンで記述されている場合は、ターゲットワードに対して別の視点で記述をしていたり、別の内容を記述をしているオリジナル性の高いページとして検索エンジンに認識され、各ページが検索結果上位に表示されやすくなる。

タイトルとディスクリプションの記述に関した対策は、簡単であるが、意外と大手のモバイルサイトでも対策率は高くなく、SEO 対策として有効な手段と考えられる。

■ページ内ターゲットワードの増加
検索結果上位のモバイルサイトに、ページ内に記述されるターゲットワードが少ないサイトはほとんど存在しない。

そこで、ターゲットワードの記述と検索結果上位表示の関係を、数多くの競合がひしめき合っている“バイト”と“アルバイト”を EzGoogle で検索して、見てみよう。

8月25日時点の、“バイト”および“アルバイト”での検索結果上位のサイトは、ターゲットワードがうまく記述されていると考えられる良い例である。

両ワードで1位であったジョブセンスは、全国 TOP ページを確認すると、各リンクの下にリンクの説明という形でターゲットワードである“バイト”“アルバイト”が複数記述されている。さらに個別の求人詳細ページを確認すると、雇用形態の説明という形でターゲットワードの“バイト”と“アルバイト”が記述されている。

また、“バイト”での検索結果が2位のショットワークスは、全ページの上部にターゲットワードの“バイト”と“アルバイト”が記述されている。

ターゲットワードの増加による SEO 対策に関しては、やみくもにページ内にターゲットワードを記述することは、ユーザビリティに悪影響があるためお勧めできない。

しかし、こうした例のようにユーザビリティを考慮した対策として、たとえば“お仕事”“仕事”“求人”“求人情報”を“アルバイト”に統一するなどターゲットワードを絞り、自然な形でページ内に記述する事は非常に有効である。

■クローラビリティの向上
モバイル SEO において、検索エンジンのクローラーを運営サイトの各ページ内でスムーズに回遊させることは重要なポイントである。

クローラーはテキストリンクを辿りながらモバイルサイト内を回遊し、情報を集めている。その中で、何度も同じ情報をクローラーが見ることによって“このワードは重要であり、このサイトはこのワードに関する情報が充実している”と判断をするのである。

また、クローラーはユーザーと違い、テキストボックスにワードを入力した後に検索ボタンを押したり、プルダウンリストからリンク先を選択したりはできないため、サイト内テキストボックスやプルダウンリストの使用を出来るだけ控え、テキストリンクでページ間のリンクを張り巡らせる事が重要である。

なお、ユーザビリティを考慮しテキストボックスやプルダウンリストを使用する場合は、それとは別にテキストリンクでも各ページに簡単に遷移出来るようにリンクを張り巡らせる事をお勧めする。

以上見てきたように “タイトルとディスクリプションの記述”、“ページ内ターゲットワードの増加”、“クローラビリティの向上”の3点は、簡単にできるが非常に重要な対策であるものの、未だに対策が出来ていないモバイルサイトを多く見かける。

モバイルサイト運営企業には、一度自社のモバイルサイトを確認し、これらのなかで未実施のものがある場合には見直しをかけることを是非お勧めしたい。

(*1):Web ページ上に直接記述されるタグではなく、Web ページの基本情報を記述するスペースであることを表すタグのこと。
(*2):そのページの題名を記載するタグのこと。検索結果には、太文字で表示される。
(*3):そのページの要約を記載するタグのこと。一般的に検索結果のタイトルの下に表示される。

(執筆:モバイル SEO 事業部 事業部長 佐藤竜也)


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