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『iPhone』が示したモバイル市場の可能性、競合企業も歓迎遠い昔、1981年のこと、Apple は「ようこそ IBM。いやほんとに (Welcome IBM. Seriously)」という挑戦的な広告を打って話題になった。この広告は、数年前に Apple などが切り開いたパーソナル・コンピュータ市場に、IBM が同社初の製品を投入したことへの反応だった。IBM の参入で、パーソナル・コンピュータ市場はいよいよ本格的に発展していくことになった。
モバイル市場で Apple と競合する企業のなかで『iPhone』を歓迎する広告を出した企業は (今のところまだ) ないが、iPhone に感謝している様子は随所にうかがえる。 今月初めに Nokia の CEO は、業界と消費者にモバイル機器の可能性を提示したとして、Apple への感謝を公に示した。7日には、Sony Ericsson や Samsung のモバイル機器にソフトウェアを提供する ACCESS も、自社の新製品の販売に良い影響があるとして Apple への謝意を示した。 ACCESS でグローバルマーケティングおよびアライアンス部門のバイスプレジデントを務める Albert Chu 氏は、今週カリフォルニア州サンノゼで開かれた展示会『Mobile Content & Marketing Expo』で、「当社はたぶん、iPhone のおかげで最も得をしている企業の1つだろう」と語った (この展示会は InternetNews.com の親会社である Jupitermedia が主催している)。 「当社の主要な顧客からは、iPhone のような携帯端末にしたいという声が出ている。これまでタッチスクリーンやその他のさまざまなアイデアを提案して売り込んできたが、この業界は保守的な会社が多い。しかし、iPhone が風穴を開けたと思う」と Chu 氏は言う。 同日、これに先立って行われたパネルディスカッションで、Hewlett-Packard (HP) のハンドヘルド機器部門のマーケティング・マネージャ、Kurt Kruger 氏も同様の見解を示した。 「Apple のおかげで目標とすべき水準が引き上げられ、世界の移動通信事業者は事業のスタイルを革新する必要があることを思い知らされた」と、Kruger 氏は述べた。HP は iPhone のライバルとなる製品の年内出荷を目指して準備中だと見られている。 その後のパネルディスカッションで、Chu 氏を始めとする iPhone 用ソフトの開発者は、それまで複雑で時間もかかっていたモバイル機器用ソフトウェアの標準化と配布の単純化を促進したとして、Apple の『App Store』をこぞって高く評価した。 関連テーマ
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